のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

優しい時間 #10

勇吉(寺尾聡)と六介(麿赤兒)の会話にホロリときた。勇吉を「心配しなかったのか?」と詰める六介に拍手を送りましたよ。朋子(余貴美子)にもいろいろ言われてきたけれど、拓郎(二宮和也)の父親がわりのような六介にはっきりと言われた方が堪えるだろうね。まるで「父親失格」と言われたようないたたまれなさを感じたのではないだろうか。
六介の前で不器用そうに挨拶をする勇吉が、五郎(『北の国から』)に見えてしまった。勇吉って海外支社の支店長クラスの仕事を任されていたはずなのに、あんな風にしか話ができないのだろうか?拓郎の事だから動揺が激しかったのかもしれないけど…でも、五郎なら分かるけど、勇吉ってそういうイメージではなかったので意外だったなぁ。
未亡人(清水美砂)の不倫エピソードは何だったのだろう?未亡人がヤバイ女だったと言うのはよく分かったけど、だから何?っていうか。「奥さんの事も気にならなかった」とすました顔で言ったり、そりゃあ杉田かおるも鬼の形相になるよ。急に「どうしようもない女」扱いされていて謎だった。この問題は来週もう少し描かれるのかなぁ。
梓(長澤まさみ)はそんな未亡人のあとに出てきたものだから、余計に可愛らしい女の子に見えたよ。拓郎の事を「純粋で、素敵な人。でもすごくナイーブで可哀想な人。」と言う梓を見て、「おお!他人のことを思いやる事ができるようになって…成長したなぁ」と感心しました。彼女はもう大丈夫なのかなー。
拓郎の「根性焼き」、あれって刺青が消えるだけでなく腕の機能にも傷を残してしまうのではないかと心配してしまった。釜の前に座ってから焼き上がった作品を自分の腕に押し当てるまでの目の表情がすごいねぇ。
拓郎と勇吉が再会したら、めぐみ(大竹しのぶ)は消えてしまうのだろうか?めぐみが幽霊ではなくて、勇吉の生み出した幻想なら消えるのだろうな。