のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

女王の教室 #11

やっと見終わりました、最終回まで。
期待を裏切られる事のないいい最終回でした!何より、真矢(天海祐希)が最後まで生徒の前ではいつもどおりであったのが満足。真矢まで涙、涙のお別れだったら、今まで盛り上がっていた気持ちが冷めていただろうな、多分。「生徒達のため」という響きの良い言葉を一切使わず、真矢が自分の意思で自分のやるべきことを最後まで貫き通した態度に泣けた。あと、真矢の家も衝撃だった。一人一人の行動を毎日メモし、生徒からの没収物はきちんとタグをつけて保管。あれを見て涙が出た。口では「返さない」と言っていたけど、取り上げたものは最後にきっと返すつもりだったんだろうなぁ…。
生徒達も、真矢が去った後、「ボイコットする」だの「先生行かないで!」と泣きながら追いかけるなどの行動を取らなかったのが潔かった。それをやっちゃったら真矢の言っていた事を全く理解していない事になってしまうからねー。さすが、和美さんはそのことにすばやく気がついてくれました。和美(志田未来)と由介(松川尚瑠輝)の淡い恋も、なんつーかムズ痒くて見ていて妙に恥ずかしかったのだけれど、橋の上でのお別れは爽やかな好印象の場面だった。私立と公立、別々の進路を進む二人だからこそ、「また会えるよね」とあの第2ボタンが意味を持つんだろうね。
卒業式で子供たちが泣きながら話すクライマックスのシーンでは、あの盛り上がりの中、真矢として表情一つ変えずに言葉に耳を傾ける演技を続けていた天海さんの女優根性は素晴らしかったと思う。今までの能面とラストの笑顔、どちらも真矢らしい表情だったなー。今までの暗い展開は、エンディングの軽やかなダンスに救われていた雰囲気もあったけど、最終回だけはあのダンスなしの真矢のままで終わって欲しかったかも…と思う自分がいました。真矢先生、やはり好きだ。
残り3ヶ月で思い立った私立受験に合格できるのか?とか、天童先生(原沙知絵)親子と真矢の関係は?とか教育委員会に真矢のことを書き込んだのは誰?とか、「仰げば尊し」を3番まで歌うのはさすがに長かったんじゃないか?とか気になることもあったけど、でもそれを補って余りあるほどに、楽しめたドラマであったことは確か。うーん、面白かった。