のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

あいのうた #7

菅野美穂の泣きの演技に陥落しました。子供のように嫌だと駄々をこねる辛さ、笑ってと言われてもどうしても笑顔を作れない苦しさがダイレクトに伝わってきて、菅野美穂が演じているという事を忘れ本当にあいちゃんが目の前にいるような感覚になったよ。
優二(玉置浩二)から事実を告げられたあい(菅野美穂)が、「こんなに好きなったのは初めてだからいなくなったら嫌だ」と言い出した時は、正直「片岡さんを失いたくない=つかみかけた自分の幸せ(居場所)を失いたくない」という印象も受けて少々「あらら?」と思った。優二がいなくなってしまうショックも当然あるのだろうけど、結局自分が可哀想なの?というような。だけど、最後に笑顔を見せ「愛される事ばかり求めていないで、人を愛せる人になろう」というモノローグを聞いて、すごく安心できた。あいの今までの小さくて大きな変化の積み重ねが、はっきりと彼女の中で形になっているのが分かったから。
あい以外で最初に優二の体について知るのが、飯塚(小日向文世)であってよかった。期待通りの大人の対応を見せてくれたし、やはりここは飯塚さんに踏ん張って欲しいものなぁー。優二に病気の事を尋ねて秘密を共有するのかと思っていたが、それをはるかに越えた行動だったよ。「片岡が誰にも言わないと決めたのだから、それを守ってやろう」だなんて、簡単には出来ない決心だと思うな。ところで、優二の病名を具体的に出さないのは何故だろう?そこら辺は曖昧にしておきたいのだろうか。
ひょっこりひょうたん島」を口ずさむのは思ったより効果的ではなかった…一瞬涙が止まりました。