のんべんだらりといきましょう

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アンフェア #4

「アンフェアなのは誰か?」栞連続殺人事件はこれにて本当に幕?瀬崎(西島秀俊)が犯人だったのはそれほど意外でもなく順当な感じだったけど、動機の部分がよく分からなかった…。「アンフェアな世の中にはアンフェアな方法で」と言っていたけど、小説家志望の瀬崎が本当に物書きとして世をあっと言わせたかったなら、彼が書いたこの「推理小説」という作品自体が微妙なんじゃないのかなぁ?第1の殺人の2人は無差別、第2は傲慢な編集者がターゲットだったとしても、第3の「愛するもの」でなぜ理恵子(小林真央)が殺されたのか分からない。だって、犯人=瀬崎とはなんら関係ないじゃん。その上「か弱きもの」がフリーターの平井(眞島秀和)って強引すぎるような気がする。サイコキラーの物語を書いたのではなければ、推理小説として破綻していないのか?こういうの。本当に全ての犯人が瀬崎だったのか?という疑問が残ってしまった。それまでの殺人はあれだけ周到に用意していたのに、最後のイヤミな上司・森川(大高洋夫)の殺害計画があまりにもずさんだったのは、「早く犯人(=僕)を捕まえてください」という雪平へのメッセージだったのかな。
次の事件の雪平(篠原涼子)の娘・美央(向井地美音)誘拐へは上手く繋がっていたと思う。和夫(香川照之)の部下がちょっと怪しい…。きっと過去の事件の関係者だ!(こればっか)一緒に誘拐された牧村(木村多江)もまだまだ不穏な動きがあるんだよねぇ。大体なんで学校をサボらせてまであのビルの屋上で絵を描かせていたんだ?もっと遠い所ってどこ?
全く懲りてない久留米(井上順)と新たなゴーストライターの美樹(有坂来瞳)も、これで終了なのだろうか。今後も絡んでくるのか、それとも後味の悪さを演出するための一場面なのか。