のんべんだらりといきましょう

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エジソンの母

おおおー?思ったより楽しめた。伊東美咲のサイボーグっぽい美しさとあの演技が、鮎川先生にピッタリはまっていたからかな。元婚約者にも加賀美先生も保護者にも「きれいだけど面白くない、心がない」的なことを何度も言われてたけど、まったくもってそのイメージ通りだった。伊東さんが、そんな鮎川先生を力いっぱい演じていて魅力的に見えた。あの伊東さんが転んだり、でかい声で怒ってみたり…と頑張っているなーって。伊東美咲がいいと思えたのはエルメスたん以来だ。
「どうして1+1=2なの?」と問いかける賢人への答えも、納得できるものだった。大人の理屈のように思えるけど、賢人が自分の経験の中で得た事と先生が教えてくれた答えが彼の心の中でピッタリ納まったならばそれで良いじゃないんかな。
無条件に「うちの子ははいい子なんです!温かく見守ってください!」と言い切る母親はあまりいい気分がしなかった。賢人の場合、確かに学習能力や思考に目を見張るものがあるからあの母ちゃんの意見も分かるけど、そうではない子供というのも確かにいるわけで…。たとえば他の子供の学習を邪魔する行為や、危険に繋がる行為をする子供を「この子は好奇心旺盛なんです。この子の個性なんです!」と主張されても。あと、仕事の都合で迎えにいけないから特別支援学級には入れられないっていうのは厳しいよねぇ。賢人が本当にそういう教育が必要だった場合(このドラマでは当てはまらないけど)、ちょっと可哀相…とか思ってしまいました。あと、加賀美先生の暴言があまりエスカレートしてしまうと、無理解者の代表キャラとはいえ嫌悪感が募ってしまうのでほどほどにしてもらえたらなぁと思う。
理科室の模型が歩き出したのを見て絶叫する加賀美先生、そしてそれにつられてパニックになる子供たち。小学1年生が叫び泣き出す様が、ちょっと漂流教室ぽくって笑ってしまった。あと、谷原章介の「面白くない」が、湯川教授の「実に面白い」とかぶっているように聞こえたけど、わざと似せてるの?