のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

アイシテル〜海容〜 #2

被害者家族に「大変な事になりますからホテルに移動を…」というようなフォローをする描写は前回チラッと入っていたけど、加害者家族に今後どうすればいいのか(マスコミの取材、直接的な攻撃、被害者へ、息子へのそれぞれの対応など)は教えてもらえないものなのでしょうか。取材がわんさかいる中、告別式に出かけようとするなんて騒ぎが大きくなるだけなのにー。そういうのって、どうしても行きたければそれなりの機関(警察?弁護士?児童相談所?)の人に連れて行ってもらえないのかな。ま、マンション入り口ではあれだけいたマスコミの方々が、告別式には誰一人としていなかった(いたとしたら、さつきが来た途端騒動になるよね、きっと)わけだから、まーそれほど細かい事を気にする必要はないか!
今回も智也パパの和彦は、ダメダメな父親だった。でも、「顔を見るのが怖い」っていうのは何となく分かるなー。あと、智也に顔さえ見てもらえなかった時の表情が良かったです。多分、人を殺した息子が怖いというよりも、今まで自分の分身のように(特に母親にとっては…かな?)思っていた子供に拒絶されて、理解不能な行動をされて、まるで息子の正体は宇宙人でした!と言われたような感覚になってしまっているのかな。
キヨたんママが加害者に対して「死んでもらいたい」と言ってしまう気持ちが苦しい。そう思っちゃうよ。キヨたんママが自分のせいだと半狂乱になるのに対して、さつきは「何が悪かったのか分からない、私は精一杯やってきた」と思うのも、わざと対比させているのかな。あとキヨたん姉の、弟に対する葛藤をクローズアップする必要はあるんだろうか。智也、その両親、キヨたん、その家族を描いているだけで十分な気がする。
藤田弓子のおばあちゃんがすんごい温かくて泣けた…。そしてさつきは案外打たれ強いと思います。