のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

姑獲鳥の夏

原作を知らずに見た人はよく分からなかったんじゃないかと…。京極堂のご高説は分かりやすくまとめてあって、ボリュームはあるが退屈しないつくりになっていたと思う。あと、スポットライトやストロボのような舞台っぽい演出は結構好みで面白かった。ただ、全体的に平板な印象で、やっと盛り上がってきたのは種明かしの頃。もっと序盤からひきつけられる何かがあれば良かったのになと思った。
何が恐ろしいって、いしだあゆみの演技が何よりも怖かった。まさに物の怪。って、そこで驚かせる必要があったのか?堤真一はカッコよくて良かったです。
関口が自分を責めていた理由とその真実が曖昧になっていたような気がするけど、そこははっきりさせて欲しかった。
これに懲りずに次は『魍魎の匣』を見る予定。