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奥田民生 ひとりカンタビレ生配信

3月15日(月)生配信を視聴しました。
6時30分配信開始直後はまだ客は誰も入っておらず、ずらっと並んだテーブルにそれぞれ椅子が4脚ずつ。全席指定って告知があったけど、確かにこうやってテーブルと椅子を並べたら、本当に入れる人数は限られるよね。あーこれは簡単に当たらないはずだよ。民生はステージ上をウロウロ準備をしたり、弁当?のようなものを食べたり、ソファーでゴロッとしてみたり、緊張しているのかちょっと落ち着きのない感じでした。そして流れているSEは「与作」。何故「与作」。背後のスクリーンにはステージ上に設置されたカメラの映像が分割して映されていた。
しばらくそんな感じだったのだけれど、いつの間にかお客さんも入ってきたようで、最初に民生から挨拶が。どうやら多少客席がざわついていても、マイクでは拾わないらしい。でも、あまりにも酷かったら注意しますから(笑)。みたいな事を言ってました。
最初はドラムから。あ、ヘッドホンの説明もしていました。スタジオでよく使われているヘッドホンを今度民生仕様で出すらしいです。ドラムを叩き始めるも、最初の音なのでどんな曲になるのかさっっっぱり分からず。後半はシンバルを絶えず鳴らして音を厚くしながら盛り上げている印象。この過程を見ているだけで、妙にテンションがあがるな。だって、こんな光景本当に普通は見られないじゃないですか!!ドラムは中盤でながーい空白があり、この間にはどんな音が埋まっていくのか…なんて思うだけでも楽しすぎます。1度通したあと、パソコンの前に移動してチェック。これでいいのか?などと呟きながら一発オッケー。スゲー!でも、もしかしたら、イベントの時間は限りがあるし、ドラムやベースで躓くと後がどんどんキツくなるはずなので、本当の宅録なら「もう1回やっとくか?」と迷ったりやり直したりしたのかもしれないけれど、ここはある程度の出来で納得して次の工程に進んだのかなーという風にも見えた。
続いてベース。リッケンバッカーでした。ドラムの音と、前もって仮で入れておいたらしい(?)ギターの音に合わせてベースを弾き始める。パソコンの前にあるイスに座って弾いてた。何度かやり直しを繰り返し、見に来ていた根岸さんに大声で「大丈夫?」などと確認していた。このベースラインがまためちゃくちゃカッコよかった!中盤〜後半にかけてウネウネと動きまくるので盛り上がるし燃えるしで、たまりませんでした!ドラムでもあった長い空白は、ベースを加えても空白のままだったようだ。
ギター。アンプは2台のマーシャルを使っているそうです。2台使うの意味が良く分からないので、今度友達に聞いてみようと思います。2台のアンプを同時に鳴らすって事なんですよね?使用したのは黒っぽいギターでしたが、何を使っていたのか分かりませんでした。ゴリゴリした音。私はこの配信をノートパソコンで見ていたのだが、このギターの音が左のスピーカーからしか聞こえず、あれ?もしかしてPC壊れた?とよく聴くとドラムとベースはちゃんと右からも聴こえていた。最初はその意味が分からず、何でこのバランスなんだろう?と不思議だった。
2本目のギター。SGでした。先ほどのギター音が左からしか聴こえなかった理由が分かりました。このギターの音を右から出して、2本のギターを左右に振り分けていたわけです。音入れの段階で完全に振っているのかー!後で左右に振るのかとばかり。1本目よりもシャラシャラした感じの音。音について適当な表現でスミマセン。音色の違うふたつの音が左右から聴こえてくるとスゲー気持ちいい!どうやら途中でフットスイッチを踏む箇所があったようだが、残念ながらフットスイッチはパソコン前まで持ってくる事ができず、途中で移動して踏んでいた。
休憩を挟んだ後、3本目のギター録り。レスポール。テープエコーを使ってエフェクトをかけると言ってました。テープエコーといえば、私は1度だけ部室にあった物を見たことがある。当時は、「これ(テープエコー)はもう古いから〜」とかでボーカル用のマルチエフェクター(お手ごろ価格)を使っていたのだが、あえて古いものを使って好みの音を作るってのもアリなんですよね。その頃はそんな事に全く気がつきませんでした。3本目のギター演奏は、都合で見ることができず。残念。
再び映像を見ると、キーボードの番になっていた。セッティングの中にキーボードらしきものが置いてなかったので、使わないのかなぁと思っていたが、民生が持ち出したのはとても小さなキーボードでした。机の上に乗るサイズ。ピアニカくらいのサイズか?この後も、映像は見られず音だけ何となく聴いていたのだが、どうやら何度も間違えたりしてかなり苦労していたらしい。キーボードの3つ目?最後?の音をかぶせたのを聴いてたら、あのドラムだけの音がこんな風になったのか!とちょっと感動してしまった。ドラム、ベース、ギターにあった中盤の長い空白はキーボードのためのものだった。それが分かった時も、何かパズルのピースがパチッとはまった時のような快感があった。
そしていよいよボーカル入れ。ボーカル用の立派なマイクの前に布のような?紙のような?丸っぽい何かがあって、ヘッドホンをして立って歌う…ってイメージがあったんだけど、パソコンの前で座って歌おうとしていました。マイクも58っぽく見えたんだけど、どうでしょう。マイクはともかく、座って歌うのは衝撃的だった!だって、立って歌った方が声がでそうじゃないですか!準備運動ということで「うおーーーー!!」と発声練習の声がうっすらと聴こえてきたりした後、いよいよ今から歌入れが!!のタイミングで配信終了。おおお!ここでか!パソコンの前で震えつつ私の「ひとりカンタビレ」視聴は終了となりました。
作業を見ているだけって、場合によっては退屈するんじゃないか…なんて考えていたけれど、配信を見る限りは全くそんな心配はいりませんでした。あ、でも曲調によっては、多少のアタリハズレのようなものが出てきちゃうのかな?今回の曲は、見ること全て面白くて、なるほどーと思ったり、初めて知ることがあったり、本当に貴重な機会になった。この映像、勿体無いから再配信して見逃した人や興味のある人がもっと見られればいいのに!と思わずにはいられません。