のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

魔法にかけられて

魔法にかけられて 2-Disc・スペシャル・エディション [DVD]

魔法にかけられて 2-Disc・スペシャル・エディション [DVD]

面白かったー!久しぶりにディズニー映画を堪能しました。実写とアニメを使った新しいプリンセスの物語。これまでのディズニー映画のパロディをふんだんに取り入れ、自虐的なおふざけもありつつ、最後はやっぱりハッピーエンドで楽しめた。
冒頭のセルアニメーションシーンにもかなり気合が入っていて、ディズニープリンセスの集大成のようなジゼル姫に笑ってしまった。この美しく朗らかで心優しい姫が、現代のニューヨークへ迷い込むと、途端に空気の読めない天然のアブナイお嬢さんになってしまうというギャップで前半は楽しませてもらいました。村人は皆善人じゃないし、突然歌も歌いださないし!ジゼルに続いてやってきたエドワード王子も最高だった!ジゼル以上にわが道を行くキャラ。おとぎ話の中ではそれが普通なのだろうが、人の話を聞いていない思い込みの激しい陽気なハンサム扱いなのが面白い。むしろ、おとぎ話のすました王子よりも、現代で超マイペースぶりを発揮するエドワードはとても魅力的だった。
音楽がとても素晴らしく、中盤の見せ場、公園でジゼルが歌い出し、ついには素敵なカーニバルになる場面は、明るく楽しい場面なのに感動して泣けてきた。この場面は音楽も映像も最高だった!で、終わった後に誰が作った曲なのか調べたら、アラン・メンケンでした!そりゃ素晴らしいはずだよ!『ノートルダムの鐘』『リトル・マーメイド』などなどディズニーアニメで何度も名曲を作ってきた人なんだから。終盤の舞踏会の音楽ももちろん良いよ!
以下、ネタバレもあります。




プリンセスがパートナーを変えて大丈夫なの…?と一瞬思ったが、清らかな幼いプリンセスが、感情の幅を広げ、愛のために自ら戦うという、守られるだけのディズニープリンセスを乗り越えて、大人の女性に成長し「真実の愛」を見つける物語だから良いんだろうね。ただ、どうしてもその割を食ってしまうナンシーとエドワードは?とずっと気になっていたのだが、終わってみれば何ら問題はなかった。ナンシーが「バリバリ働くキャリアウーマンだけど、実は誰よりもロマンチストでプリンセスに憧れている」という描写がもっとあれば良かったのになーとは思う。