のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

鈴木先生

2話
このドラマの職員のやり取りが妙に生々しく思えて、ハラハラしてしまう時がある。あと、生徒達の年相応(時にそれ以下の)子供っぽさと、その中に隠された大人びた表情、ハッとさせられる瞬間があってみんな上手いなぁと感心しきり。
今回の給食ネタ2つ、思わずわが身を振り返ってしまった。鈴木先生がすごいところって酢豚廃止に対して、がっかりする子のフォローだけでなく、嫌いと表明した生徒も見ていかないとと考えてるところ。給食メニューひとつで、こんな展開になるとは思わなかったよ!
鈴木先生の脳内分析とツッコミはやっぱり面白い。あと、足子先生が満を持して発言しようとすると、何が起こるのかとワクワクしてしまう。足子先生の固まった表情から繰り出されるセリフは破壊力があるなー。
生徒からも教師からも信頼の厚い鈴木先生だけど、そんな鈴木先生を窮地に、もしくは破滅に追い込むのが小川さんなのかな。壁にぶつかりながら生徒共に成長していくタイプの教師じゃなく、すでに完成された感もある鈴木先生だから、この先はむしろ破滅しかないんじゃないかと不安になるわ。


3話
面白かった!でも、山崎先生の教室での発狂シーンは笑えないし、見ててきつかったー。中年+独身+イケメンじゃない+女子運動部顧問+女生徒にやたら触る→気持ち悪い!!最悪!!のコンボは思い当たる事がありすぎる…。確かに自分もそういう気持ちを持った事がありました。女子中学生は残酷です。ドラマではいろいろデフォルメされているはずなのに、このドラマの扱うエピソードや些細な行動にどこか心当たりがある事が多くて、本当にドキドキするわ。
頭に血が上って怒鳴りまくる山崎先生→本音をぶちまけるも河辺さんに拒否されて発狂する神田さん→生徒の前でもお構いなしに私怨を吐き出して暴れる山崎先生と、あの教室のカオスっぷりが恐ろしかった。巻き込まれたクラスの子はトラウマレベルの大惨事。山崎先生も荷物まとめてる時の思い出の品などから、それなりに慕われてずっとうまくやってたんじゃないかなと思う。どこで間違ってしまったのか。
それにしても小川さんが魔性過ぎる。山崎先生ももともと女子中学生が好きだったわけではなく、ストレスや環境、欲望、学校と言う閉鎖された世界、そんないろんな状況が重なって小川さんの魅力に引きずられてしまったんじゃないかなー。え?真性の人だったわけじゃないよね?鈴木先生も小川さんには心のよりどころを求めていて、それは母性を求めるように見えたので、とりあえず山崎先生のような気持ち悪さをそれほど感じなかった。まぁ描き方一つでどうとでも変わってくるけど。だけど、現実にそれを求めると間違いなく犯罪者なので、鈴木先生には山崎先生の二の舞にはならないで欲しいところ。
麻美さんは、その急激な変化から精神的な病を患ってるの?と思ったけど、予告を見ると鈴木先生の小川さんに対する感情に気がついてる?(あの予告も鈴木先生の妄想かもしれないけど) 麻美さんが気づくほどの情報を与えてないような気もするけど、鈴木先生が本人も気づかないうちに伝わってしまうような態度を見せていたのかな。