のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

デカ黒川鈴木 #1〜3

1話
ガラスと鏡の破片が一緒にちらばってるって無理がありすぎだろ!って、そんな程度でいちいち立ち止まってたらダメなんですよね、このドラマはきっと。それでも、1話ちゃんと最後まで見られたのは良かった。大宮エリー脚本って『Room of King』も『木下部長』も合わなかったから覚悟して見たのですが、アレルギー反応のようなものは出ませんでした。良かった。
全編コメディテイストの刑事モノなのかと思ってたら、推理パートもあってギャグもあってという話だったのですね。1話見ただけで判断するのはあれですが、よく分からないバランスだった…。白石を中心とするボケと、事件の最後に犯人に説教のような話をする黒川が、ひとつの話の中でうまくまとまってないというか。あの説教にオチでもあるのかと待っちゃったじゃないですか。
2回も挿入された「靴紐を結ぶと転ぶ黒川」っていうのが、あまりにも突飛すぎて事件解決のヒントにでもなるのか(もしくは今後の伏線なのか)、それともただのギャグなのか判断に困ったよ。そしてただのギャグだとしたら、正直あれはきついです…。
とはいえ、2話目も見たいと思います。こういうドラマは嫌いじゃないので!


2話
あら、1話より面白い!1話目で随分上から目線であれこれ言ってスミマセンでした。黒川、白石、赤木の掛け合いがテンポ良くなってきたのかな。突出気味だった白石の存在が馴染んできたのかな。おかげで最後の黒川のお話タイムも無理やりな空気が前回よりもなくなっていたような…。
黒川と奥さんのやり取りが結構ツボだった。病気で弱ったブラックバスを食べさせられてる黒川哀れ…!奥さんの逆ギレとゴリ押しは嫌いじゃないです。
ところで、今回もまた靴紐ネタ来たけれど毎回入るのには何か意味があるのだろうか。あれだけ相当浮いてるような気がするんですが。


3話
1話に比べてどんどん良くなってきてますね。3話目にして黒川がクレバーで普通の刑事に見えてきたのもあるかも。そのせいもあって、最後の語りも違和感を感じなくなってきました。多分、初回は板尾さんの持つシュールな世界ばかり感じ取ってしまって、黒川のキャラが見えてなかった(見えてこなかった)のかもしれません。今回は、被害者の身を案じる描写もちゃんとあって、黒川の刑事としてのスタンスとか人柄が分かったから好感が持てました。
白石が美しい事件関係者に惚れるのは毎度のお約束なのかな。さすがにちょっとそれはしつこいというか。それが『うぬぼれ刑事』のように話に大きく関わるならともかく、ちょっとした味付け程度なら1度で十分な気が。でも、野うさぎに罵倒されまくる白石にはちょっと笑ってしまいました!
ココリコ遠藤さんが、いい感じで変質者だった。何だか遠藤さんに隠された狂気がにじみ出てて、見てはいけないものをみてしまったような気もしたりしなかったり。