のんべんだらりといきましょう

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カーネーション

2月20日〜25日分の感想です。

  • 20日(月) 聡子が具体的な目標があればあるほどガッツを見せる子ってのは納得。早い段階で先生から的確なアドバイスがあってよかったね。上二人と違って、基礎があるわけでも、絵が好きだったわけでもないから、あのやり方でどんどん吸収しているんだろうねぇ。糸子、優子、直子とタイプの違うパターンを勉強して、このまま行くと聡子が一番万能型になってもおかしくない。優子直子の競争意識も相変わらずで。永遠のライバルだー。その上、今度は糸子まで本気で取り組むとは。3姉妹じゃなくて、3姉妹+母で競い始めた。オハラ家すげーなー。
  • 21日(火) 聡子の部屋がすでにロンドン!ビートルズ!!聡子と一緒に勉強して、今まで理解できなかった最新のモードが分かるようになった糸子。ここに来てさらに成長するとは気持ちいいね!…と思ったら、世代交代を痛感して引退を考えるとは。かつて善作が店をどうするか葛藤して飲んだくれていた頃が思い出されるよ。組合長と「いつ引退してもいいね」なんて話していた時は冗談と流していたのに。お母ちゃんに憧れてた子供たちも成長し、聡子すらお母ちゃんではなくて優子にアドバイスを求めているとは。まぁ、優子直子のデザインで勉強しているということは、糸子も聡子も同じ生徒ってことだものね。あー切ない…。
  • 22日(水) 北村の様子に笑ったりしんみりしたり、ドキドキしたり。何を言おうとしたのかな。周防さんのことだったのかな…って思って胸が痛くなった。みんな年取ったなー。おばあちゃんがすっかりおばあちゃんです。
  • 23日(木) 直子よ…。対抗意識が強すぎて、店長なのに優子のことばかり気になって店全体が見渡せないのが直子らしいっちゃ直子らしいけど…。でも、糸子が店のこと、店員の事、客の事いろんな事を考えてすっぱり辞められず悩んでいるこのタイミングで描くとは。見事な対比ですね。まだまだ直子にとって店はオモチャの域で、何があっても守り抜くものとは思えてないのだろうね。にしても!思い通りにならないからもういらないって子供か!
  • そんな直子を見てると糸子は大人になったなーと思う。って、50歳すぎた人にいう言葉じゃないが。自分の感情を優先するだけじゃなく、自分が背負っているものも十分に分かっていて、それでも自分がどうするべきかを見極めて折り合いを付けようとしている。看板見ながら涙をこぼしていたけど、そういや、若い頃のような激しい涙は見せなくなったよね。
  • 太鼓で店を譲る事を話している時の、昌ちゃんの顔を見てたら泣きそうになった。あと、おっちゃんの顔芸にも。特に昌ちゃんの表情にやられました。ほんっとに切なかった。ずーーーっと一緒だったものね、戦争を乗り越え、店が厳しい時も楽しい時も一緒に乗り越えてきたんだものね。糸子の決心、直子の弱さ、糸子の引退、優子の自立、糸子復活と様々なピースが織物のように綺麗に重なって美しい模様を作り出しているように見えます。
  • 24日(金) すごい!たった15分だけでこの内容の濃さ。昨日は糸子大人になったなぁ〜なんて思ったのに、今日は今日で安岡のおばちゃんらの前で大号泣。激しい涙見せてたじゃないか。こういう気性の激しさを久しぶりに見えて何だか嬉しいわ。
  • 優子が「この店じゃやりたい事の半分もできない。死にながら生きているようなものだ」って心を抉られたような気持ちになった。それが単なる思い上がりではなくて実際そういうものなんだろうし、優子の成長を見れば分かる。でも、それを言われた糸子の気持ちを思うと…。そしてやっぱり善ちゃんを思い出してしまうという。糸子も同じことやってたんだよね。後ろ髪を引かれながら引退を決心したのに、こんな店いらないと言われるとは、強烈なカウンターすぎる!希望した結果にはならなかったけど、それでも娘の自立を見届けた糸子は立派だった。これが糸子なりのやり方なんだよねーとしんみりした所で、糸子の本領発揮。どう見ても堅気じゃない!職人さんを恫喝!!久しぶりに糸子メインで爽快感があったわ。
  • 25日(土) オハラ家女子による北村への催眠に笑った。八重子さんパーマ機の時と全く同じ!しかも3人娘も加わって効果倍増!以前は時代の変化に対応できず大損して勉強するハメになったのに、今回はしっかり時流を読んで大勝利。何度でも蘇る糸子。カッコいいな!そして北村の純情おじさんぶりにニヤニヤした。