のんべんだらりといきましょう

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大地のファンファーレ 前編「出走!」

悩める新人騎手役に高良さん。はまってました。『おひさま』で演じたような、妻と母の言う事にひたすら「そうだいね」と頷くだけの害のないキャラクター(空気キャラともいう)よりも、多少鬱陶しさがあっても、右往左往しながらも成長するような未熟なキャラの方が見てて面白い。力も気持ちも足りずに酔っ払ってふてくされていた顔なんてかなりいい感じでした。
前後編の2話で終了のためか、展開がとても早かった。レースに勝てない、ばん馬を能力検定に合格させられないなどと伸び悩んでいる所で、調教師や先輩騎手からのアドバイスを受けて気持ちから切り替え成長していく…というのだけど、悩んでいた→成長したになってしまい、その間の過程がサラッと流されてしまったように見えたのが残念だった。そこはもっとじっくり見たかったな。
高良さん、寺脇さん、柄本さんが実際にばん馬を操ってレースに参加するシーンは迫力あってかっこよかった!特に大きい障害を乗り越えた時の盛り上がりと興奮はかなりのものでした。手綱1本で馬の気持ちを読み、そして伝える騎手の技術、ばん馬のガッチリした体つき、一気に障害を駆け上がるときの気合など、ばんえい競馬の面白さが伝わってきた。馬可愛い!馬頑張れ!!
ドラマが終わった後、ばんえい競馬を紹介するミニ番組があったのですが、そこではばん馬の厳しい世界も紹介されていて切なくなった。ドラマ内では、主人公の俊平が乗る馬は能力検定に合格できたのですが、実際にそこで合格できない馬は売られて馬肉になってしまうという。ドナドナ…。