のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

K-20 怪人二十面相・伝

K-20 怪人二十面相・伝 通常版 [DVD]

K-20 怪人二十面相・伝 通常版 [DVD]

それは素敵な仲村トオル映画でした!!!仲村トオルの役は名探偵明智小五郎。難事件を次々と颯爽と解決する…というわけではありませんが、とにかく見せ場が多かった!事件を具体的に解決している場面はほぼないが、それでも切れ者という雰囲気は十分に伝わってくる劇中での持ち上げ方で、動きもスマート(投げつけられたケーキを皿ごと優雅にキャッチする反射神経!)、上等そうなスーツを身にまとい、麗しき小林少年(本郷奏多)を引きつれ、婚約者は財閥のお嬢様(松たか子)と非の打ち所がない設定です。キャラクター的にキメキメな演技が多いけど、中盤に少しだけあるとぼけた演技も可愛いし、何より当時CMでもバンバン流れていた「こいつは私に変装した二十面相だ!!(ビシィ)」というのが強烈にカッコよかったですよ。というか、基本的にこの映画のトオルさんは「カッコいいなー!」な場面の連続ですし、ビジュアルも絶好調(個人的に痩せすぎてなくて好みだった)で、仲村トオルがお好きな方にはオススメな作品だと思います。
内容の方はというと、生身の体で走り回る事が基本のアクションは派手だったし、謎の電気エネルギーを生み出す巨大機関やオートジャイロなど、スチームパンクっていうのかな?世界観にはこだわりを感じて面白かった。ただ、やはりブツ切れ感や唐突感もあったので、テレビサイズ用に編集されていたのでしょうね。DVDなどで改めて見ないと、全体として面白かった面白くなかったかは判断しづらいです。大脱出劇などは勢いがあって盛り上がりましたよ!監督は、『カリオストロの城』や『ラピュタ』が好きなのかなーというのも伝わってきた。ああいう気持ちの良い冒険活劇を作りたかったんだろうね。
あとは、冒頭に要潤が博士の助手役で登場してて、白衣がとても似合っていらっしゃいました。