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LUPIN the Third〜峰不二子という女〜

終盤に向けてどうなるのかと思ったけど、全部終わってみたら面白い新作のルパンだった。従来のルパンのキャラクターのイメージとは違っていた部分もあったけど、最後に五右衛門が不二子を「ガールフレンド」と認識したあたりは旧作に繋がってるのでニヤニヤできた。
幼少時からの監禁虐待人体実験で不二子に病んだ内面があるという展開には正直抵抗感があったんだけど、最終話で綺麗に裏返されてすっきりした。不二子ちゃんには植え付けられた陰惨な記憶ぐらいではびくともしない、自由でタフでビッチな本性を持った女だというのを見られて良かったよ!
アクションシーンは毎回カッコよかった!あのザラッとした感じ絵が勢いよく動いて、それに合わせて音楽がさらに場面を盛り上げてた。最終回の次元VS五右衛門は燃えたわ。「太刀筋を変えたな」っていいなー!お薬のせいでフクロウ顔に互いが見えてたって事は、結局お互いをまだ認識してないって事だよね。これもちゃんと今後に繋げてあるって事なのかな。
残念だったのはオスカーの存在。うーん、もう少し意味があるのかと思ってたけど…。最後は何となく放置で終わってしまったように思えた。銭形に尊敬を超えた恋愛感情を持つ、女子高に潜入する、不二子(アイシャ)コピーとして洗脳されるというお仕事があったのなら最初から女性キャラでも良かった気がするんだけど…。BL、女装ができるかどうかが重要だったのかな。
作中でずっと峰不二子とフルネームで呼んでいたルパンだけど、最後に「ふじこちゃ〜〜〜ん!!」と叫びあの黄色のベンツが崩壊するのが「いつものルパン」に続くって感じでよかったな。