のんべんだらりといきましょう

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僕らは奇跡でできている #1

とても良かった…!驚きの展開だったり、面白ツッコミどころだったり、過度なストレスだったり、と負荷を与えることで面白さを伝えてくるドラマじゃないのだけど、第1話はあっという間に時間が過ぎていった。見てて満たされる気持ちになる作品だった。
まず、あんな面白い授業なのに退屈そうに話を聞いていない生徒が信じられないwパンダの生存戦略とか、シマウマについて自由に考えるとか最高じゃないですか…!!とはいっても、大学生ってあんなものかもね。どんな授業でも、面倒くさくて早く終わらないかな~って考えてしまう一面があるだろうし、舞台となっている大学はどうもあまり学力の高くない学校のようだし。
相河と、教授、じいちゃん、山田さんの関係が心地よかった。腫れ物に触るような対応でもなく、強引に枠にはめようとすることもなく、相河のありのままを受け入れ、対等に接しているのが強く出ていて安心してみていられた。反対に「ありのままでいいんだよ」と受け入れるだけじゃなく、ルールや仕組み、仕事をするうえで必要な事を口うるさく追い回してくる事務長の存在も、コミカルながらバランスを取ってていいなと思ったよ。
穏やかなムードで話が進みながら、ラストで「ウサギはカメを見下すために走っている。自分はすごいと証明したいから。」といきなり鈍器を持ちだしたのにやられました。育実と彼氏のやりとがあったし、「見下す」という言葉にネガティブなイメージがあるから、カメ=自由に生きている=いい事、ウサギ=自己顕示欲のかたまり=悪い事みたいな雰囲気になったが、それを発言した相河にはどっちが良い、正しいという意識はなかったんじゃないかな。素直にそう思ったから、そう言った。カメだって、自分の世界だけを大切にするあまり周りが見えず、倒れているかもしれないウサギに気づくこともできずに進んでいる、と取ることもできるはずだし。
要潤が動物関係の研究室にいると、懐かしの二階堂(「動物のお医者さん」)を思い出してしまった!ネズミが苦手な青年も、今や准教授か…(違う)そんな樫野木准教授の授業、退屈すぎて死にそうな状況だったけど、相河=是、樫野木=非な「さすが相河先生!」で万事が収束していかないといいな~と思います。