のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

ハラスメントゲーム #7~9

7話

悪徳弁護士だったりクライアントの意向を達成するためにどんな手段も厭わない的な弁護士様をあれこれ見ているせいか、松下さん演じる熊沢弁護士もどうせ会社側の人間で秋津を陥れるために画策するんでしょ~なんて思ってて申し訳なかった。信頼しうる立派な弁護士さんだったのね…。
秋津が本当にセクハラで訴えられて、ノーガードで秘書と会ったのかよ!→やっぱり証拠があったのかよ!→えっなんでそれ隠すんだよ!→なるほど…秋津はそう思ってたのか…と二転三転してからの、脇田による辞表ビリビリー!!!に盛り上がりました。かつての秋津と脇田の因縁は誤解などではなく、実際に秋津に付け入る隙があったからこそ落ちた罠だったとは思うけど(今回のセクハラ騒動に関しても脇田はそこも指摘してたし)、考え方の違いや嫉妬などの相容れなさは抱えつつも、二人が目指している場所は同じなんだろうね。
社長の暴走を陰で操っているのって、社長派として後ろに控えている副社長なのかね。

 

8話

秋津と脇田が手を組んだ時の圧倒的無敵感。攻守ともに隙がなく、お互い「背中は任せた」ができる最高のパートナーだよな~!真に信頼しているのは秋津だけとスパイ小松に言われて少なからず動揺していた水谷も、そんな気持ちを抑えて脇田を信じる事を選び援護射撃。水谷の忠誠が脇田にも伝わった様子だったのを見て、あれほどうざいおじさんでしかなかった水谷に「よかったね…」という気持ちが生まれてしまった。がんばったね!水谷おじさん!
社長がサインするまで軟禁されてしまうという、謎の絵画を高額で買わせるような手口には驚いたけど、秋津の社長奪還作戦と同時に脇田の上層部説得が同時に行われるのが熱かった。見せ場を作るよね!社長へのガチ説教はスッキリしたし、その後の茶番じみた脱出劇は面白かったよ。
今回は先輩の出番が少なかったけれど、上層部の問題が大ごと過ぎるから一社員である先輩を変に混ぜなかったのはとても良かった。(顧問弁護士の矢澤が蚊帳の外なのはちょっとかわいそうだったがw)でも、最終対決はカスハラ男も絡んでくるだろうし、そこでコンプライアンス室として存分に活躍してくれるんじゃないかなと期待している。アリスちゃん好きだなー。

 

9話

とてもいい最終話だった!描くところはきちんと描写し、それぞれに見せ場を作り、収まる所に収まって、できる限り「あれはどうなったの?」と思わせないような盛りだくさんの展開を最終回15分延長などせずにきれいにまとめてたのが素晴らしかったー。
悪役に見せかけての熱き心や、覚悟の土下座、秋津に本心を吐露する場面など、脇田の活躍が目覚ましかったのは高嶋兄さんの存在感が大きいと思う。ともすると主役の秋津を喰いかねない勢いが後半にはあったけど、それでもやはり主役は秋津だな~と思わせるのは唐沢さんの硬軟自在の演技とそこから生まれる説得力があるからなんだろうね。唐沢さんと高嶋兄さんがとにかく素敵でした!

  • 水谷おじさんの健気さが最後まで光る…。
  • 社長と先輩の対面はとてもシリアスな場面であったが、そんな大事なシーンを見ながら心の隅で「神のものは神に!カエサルのものはカエサルに!ト リ ッ ク 返 し (キラーン)」と言い出したらどうなるかな?(どうにもならない)と思ってました。
  • 矢澤弁護士も頑張ってたw会社買収騒動に関しては、残念ながら弁護士としてほとんど無力だったように思えたが、何だかんだで高村先輩とはほのぼのクリスマスを迎える事ができそうで良かったねぇ。
  • 秋津ファミリーはホントに素敵。