のんべんだらりといきましょう

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グッドワイフ #10

壮一郎大勝利!!いや、杏子とは離婚したけどさ…あの有能さと策略ぶりを見せられたら逆にね…。良き夫、良き妻としてこれからもやっていくなら、きっと素敵な夫婦として成り立つだろうけど、杏子は「よい妻をやめる」と決めたわけだからね。
やはり唐沢さんの説得力はすごいな!最終話が始まって早々、壮一郎の悪役度が限界まで上がっていてびっくりしたのだが、その設定にきっちり応じる冷徹な悪人顔から最後の夫婦の会話で見せた夫としての穏やかな顔、子供たちとの食事中の父親としての柔らかい表情まで、見事に見せてくれました。御手洗を連行する時の「私は作りますよ、とてつもなく強い検察を」がかっこよくて、さすが俺たちの壮一郎!佐々木もきっと見てくれているよ!と脳内スタンディングオベーションだった!とにかく壮一郎の格が違い過ぎた。
杏子と壮一郎と多田はいったいどうなるのか…というのはもちろん気になったが、それ以上だったのは、杏子と円香さんの関係だった。円香さんが杏子のために必死なのを見てたら、少しでも亀裂が修復されればと願わずにはいられなかった。何もなかったように仲直りは無理だけれど、それでも杏子が円香さんとの友情を肯定してくれてよかったな~。
杏子、多田、所長、そして脇坂まで、それぞれが自分の役割をしっかり全うした(脇坂のかませドッグはもう笑い所として)中で、ただ一人株を大暴落させたのは朝飛弁護士。「~という話を人から聞きました」と何一つ事実を確認していないのに証言台に立てる浅はかさ。検察側の意向もあるとはいえ、弁護士としてそんな考え方でいいのか。事務所を解雇されて以来、私怨でしか動いていないくてひどい。最後にちょっと電話連絡したからって(実質なにも役に立っていない)、許されると思うなよw
前回9話の突然の展開には驚き呆れるほどであったが、最終話でそれなりの種明かしがあったので気持ちよく見終わることができた。でも、この展開を残り2話で一気にまとめたのはさすがに詰め込み過ぎだったんじゃないかなぁとも思える。壮一郎の嫉妬による暴走に見せかけた多田の逮捕だったからこそ、この強引なスピード感を狙ったのだろうか。
常盤貴子は美しいし、登場人物も精神的にみな大人で(最後の朝飛はアレだがw)、理不尽なストレスを感じさせない面白いドラマでした!エピローグあたりで、元気になった遠山さんがワンカットでも入るかと期待していたが、全く触れられなくてそこは気になったけどな。しつこいようだが、遠山さんはどうなったの~?