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宝塚歌劇花組公演『蒼月抄-平家終焉の契り- / EL DESEO』

5月13日東京宝塚劇場で見ました。感想メモです。(ネタバレもあります)

 

 

『蒼月抄-平家終焉の契り-』

  • 平家物語ということでとても楽しみにしていたのですが、その期待を上回る素晴らしい舞台だった!面白かったです。思わず泣いてしまう場面もありました。
  • 永久輝さんの真っ直ぐさがこの青年主人公にぴったりだった。
  • 一ノ谷の演出が素晴らしかった。一ノ谷の戦いが始まって、逆落としはどうするのか音とシルエットで表現するのかな~などと思っていたんだけど、背景の崖が左右に割れ、そこに現れた大階段に義経軍が立ちふさがっている様子に痺れた。かっこいい。これは敗走するわ…と思わずにはいられない圧があった。
  • 壇ノ浦も、戦で立ち回る人々の他にも大きな布による波や、潮目が変わる様子など、水の表現が見ごたえあった。
  • 最も心を動かされたのが、知盛の息子知章の最期。序盤では教経に稽古をつけてもらう無邪気な少年だったのに、父を、平家を守るために名乗りをあげる姿があまりにも立派で、その絶叫と熱演に泣いてしまいました…。胸を打つ演技だった!どなたが演じているのでしょうと早速調べて、美空さんというお名前を覚えました。
  • 重衡も良かったなー。彼は彼で別に一作できるんじゃないかと思わせてくれる。
  • 義経がしっかりとクレイジーバトルマニアな感じになっててた。

 

『EL DESEO』

  • スパイシーショーって何!?ってそこも気になって楽しみでした。オラオラのラテンショーで楽しかった!
  • 「リメンバーミー」を歌う場面が好き。
  • ロケットの後に大階段から男役の人たちがザッザッザッと降りてくるのが大好きなんだけど、今回はそれに加えてベースやドラムがゴリゴリに効いた低音重視の音楽がとてもかっこよく、ダンスやフォーメーションともばっちりはまってて素敵だった!
  • 銃を持った男が青い鳥?と赤い炎?に狙われる?パートがちょっと難しくて、後からプログラムで確認した。ハンターと青いのは猛禽、赤いのはサソリだったのか。
  • 前の方でダンスを踊っているお二人が気になる…けど、お名前が分からない…と思ってたら、二人で「リメンバーミー」を歌っていたので、後から調べられた。一之瀬さんと希波さんでした。宗盛と義経だったのね!(全く分かっていなかった)

 

宝塚歌劇月組公演『侍タイムスリッパー』

配信で見ました。感想メモです。

 

  • 面白かったー!原作の映画を再現しながら、宝塚らしいミュージカルを加えて、取り入れる要素は丁寧、にカットする部分は大胆に物語を再構築していた。脚本演出役者さんと皆が原作をしっかりとリスペクトしているのが伝わってくる。
  • 高坂役の鳳月さんが、登場するなり見事な「朴訥な侍」になっていて驚いた。いつもは姿勢よく美しい立ち姿を見せてくれるのに、高坂として猫背で歩き方ものっそりとしたガニ股で、かっこよさを一切見せないでまだ何者でもない侍になっていて素晴らしかった。おにぎりやケーキを食べて、自分のいた時代と現代、貧しい暮らしと平和な生活に思いを馳せて涙する場面はぐっとくるものがあった。
  • 優子殿がとっても可愛らしかった!
  • 心配無用ノ介も良いキャラだったw高坂や風見先生、優子殿と共に、この世界を作っている重要なキャラであり面白キャラでもあり、見てて楽しかった。
  • 関本さん役が輝月さん!!!という興奮。キャストを調べていなかったので、関本さんが登場した時めちゃくちゃテンション上がった!高坂と二人並んでの殺陣の指導場面を見ながらニッコリでありました。
  • クスッと笑える事も多く、そんなコミカルな場面も、やりすぎない、原作の空気を大切にする、というのが徹底されているように思えました。
  • 1幕終盤の「マツケンサンバ」は笑いながら見てた。ガッツリ長時間(フルコーラス??)使われてて、踊るだけでなく歌も入るんだ~~~~!困惑してキョロキョロしている高坂が、振り付けが入ると途端に動きにキレを見せてくるのが面白過ぎて笑ってしまった。
  • 武者小路監督!?男性…では…!?!?と混乱した。すごいインパクト。
  • 大クライマックスの高坂と風見先生の対峙は原作同様緊張した…。あの長い時間を微動だにしない二人から発せられる圧がすごい。あの緊張感を背負って、無音の中にらみ合うだけの時間を任された鳳月さんと風間さんへ信頼と、それに見事に応えるお二人がすごい。

 

  • フィナーレも素晴らしかった!時代劇テーマソングメドレーなのが徹底しててもう好き。「マツケンサンバ」で専科さんと組長さんという重鎮が歌い踊るというカッコいいスタートで、開始早々テンションぶちあがる楽しい演出だった。銭形平次でも輝月さんがソロで歌ってて最高!!専科さんもフィナーレで歌い踊り活躍してるの見られて嬉しいよ~。
  • 鳳月さんが階段を降りてきてからのスタイリッシュ水戸黄門群舞もかっこいいなーーーと見ていたら、心配無用ノ介が良い声で歌い出してふきだしてしまったwこの曲も歌ってくれるのか!
  • 大岡越前~必殺仕事人に合わせてのデュエットダンス、「笑ってはいけない」になるどころか「必殺仕事人」の曲はタンゴっぽさもあるし、お二人のダンスは見事だしこれはこれであり…というものすごい説得力生まれていた。とても良いものを見せてもらいました。

 

  • 喜怒哀楽の全てが詰まった作品だった。大満足でした!