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赤い疑惑 第3話

1〜2話に比べて、より駆け足な印象を受けた。エピソードの時間配分がイマイチだったような気がしました。
幸子(石原さとみ)と光夫(藤原竜也)が兄弟だと分かる場面も妙にアッサリしていたし(重そうな医学書を持ち歩く相良婦人(あめくみちこ)のガッツは買うが)、予告ではかなりの見せ場のような扱いだった北海道行きも短くまとめてある風だったし…。「恋する者の勘」で幸子を見つける光夫は「これぞ『赤い疑惑』!」という感じでまだ微笑ましかったが…。それなら茂(陣内孝則)は何のパワーで見つけ出したんだ、という疑問も。北海道への逃避行と入水はもうちょっとじっくり見たかったなぁ。とりあえず、湖に入るつもりならバンのリードは放して行けよ!とツッコミを入れましたが。
そうかと思えば、茂誕生会では「月の砂漠(だっけ?)」をフルコーラス。あのタイミングでこの歌とは、役者さんたちはよく噴出さないなと感心したりもしたが、あの歌はこのドラマにとって実は重要な何かが秘められていたのだろうか?あんなに長々と歌う必要はあったのか。
ラストの、茂が授業でおこなった長セリフの大演説はいいとしても、船の上での二人の最後の会話は長めの回想シーンがいちいち入って勢いがそがれてしまったような気がした。
相良教授(内藤剛志)が「俺が父親だ!」と騒ぎ出さないのも意外だったし、実の親子だと分かったのに幸子と理恵おば様(高橋恵子)の絡みが見られなかったのも不思議だったが、やはり時間がないから仕方なかったのかなぁ。
1,2話の強引ながらも引き寄せられるパワーが、最終話で薄くなってしまったような気がしました。これがちょっと残念だったかな。