復帰早々、道明寺（松本潤）を凌ぐ活躍をする類（小栗旬）。そのせいか先週の活躍はすでに忘却の彼方となってしまった総二郎（松田翔太）とあきら（阿部力）。道明寺へのツッコミ担当のみは死守しているようですが。
静さん（佐田真由美）がらみのゴタゴタでか、類もかなり情緒不安定なご様子。こういうところはドラマ初期の道明寺と同じなのね。道明寺の場合やたらと他人に攻撃的になり、類の場合は自暴自棄になる（特に女性関係？）。つくし（井上真央）の「雑草魂」に比べるとなんてナイーブな！ただ、類は道明寺に比べ背景の説明が少ないために、いまいちの彼にめり込みづらいところがある。「つかみどころのない」というのが類の最大の特徴なのかもしれないけどね。
類という花形が帰国した影響か、突然電話でつくしを呼びつけた道明寺（しかも女はべらし中）に「偉そうに。お前は何様じゃ！」と道明寺派にあるまじき感想を抱いてしまったが、ダブルデートあたりで俄然盛り返してきました。総二郎たちに「誰が行くか！」と悪態をついておきながら、類が「行こうかな」と言い出した途端に、「え？」と目が点な状態でアホ面をさらす道明寺。あの顔がすんごいツボでしたー。他にも、それ明らかに道明寺御殿には置いてないだろ！というような「上野」のガイドブックを嬉しそうに持っている姿も笑わせてもらった。でも、最高の表情だったのは、ラストで類とつくしが抱き合っている所を目撃してしまった時のあの顔。すんげー切なくなってしまったではないか！我慢の末につくしを侮辱されてキレてしまった動物園の騒動といい、今回の道明寺にあまり非はないので苦しかったよ。定石とはいえ、誤解されたまま次回へ続くってパターンは苦手なんだよなー。見終わった後に何か苦しくて。
それにしても、優紀（西原亜希）の彼氏・中塚（忍成修吾）は酷い男だった。ホスト役の半田健人といい、今回の忍成修吾といい、（個人的に）豪華なゲストを入れつつも、その思い切った捨て駒ぶりが勿体ないと言うか、潔いと言うか…。
あ、あと桜子（佐藤めぐみ）の吹っ切れぶりは可笑しかった。警察沙汰になってもおかしくない騒動を起こした上に、ヒステリックに喚き散らして本性を見せたと思ったのに、何故か未だにお嬢様モードで会話をする桜子。「雑草魂にコンプレックスが」などと言っていたけど、そのタフさ（というよりずうずうしさか？）はつくし以上だと思うなぁ。
