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オリンピック

荒川静香金メダル!村主章枝4位!おめでとうございます!
朝っぱらからテンション上がりました。荒川選手は、隙のない美しい演技ももちろん素晴らしいが、あのメンタルの強さとピークをこの時期にあわせてくる自己管理能力の高さが本当に凄いと思う。自信に満ち溢れていた演技に見惚れました。イナバウアーからコンビネーションジャンプの流れを見たら泣けてきた。本当に美しかったなー。
そして、惜しくも銅メダルだったイリーナ・スルツカヤ。最初のコンビネーションジャンプが決まらなかった所ですでに不穏な雰囲気があり、途中で転倒してしまった時は、荒川選手とは違った意味で泣けてきた…。いつものキレのある演技が見られなくて残念だったよ。荒川選手の金はもちろん嬉しいけれど、密かに金=スル、銀=荒川、銅=村主を願っていた私としては、切ない最終滑走だった。刈屋アナも言っていたけど、ミッシェル・クワンスルツカヤは確かに女子フィギュアの一時代を築いた人なのだが、2人ともどうしてもオリンピックの金メダルだけは取れなかったんだよね…。オリンピックの金メダルを手に入れるのがいかに険しい道のりなのかが伺える。自身の病気と戦いながら挑んだオリンピックを終えたスルツカヤのコメント「これが人生。すべてを思い通りにはできないわ(時事通信)」というのを見たら、さらに切なくなった。
サーシャ・コーエンが転倒して、荒川選手がトップに立ったときは村主選手にも銅メダルの可能性が!と本気で思ったよ。技の難易度から高得点が出にくいのかもしれないけど、それでも自分の出せる力を持って競技に臨むその姿勢が美しい。強力なジャンプやスピンがなくても、世界のトップと競えるのは、きっとあの見ている者に何かを伝えてくる表現の力なんだろうなぁ。
コーエンもエミリー・ヒューズも転倒したが、その後最後まで精一杯滑ろうというのが見えて、とても気持ちが良かった。フィギュア男子の高橋がミスが重なった後も、最後まで諦めずに滑り続けたのと同じような爽やかな感動。
実況は刈屋アナウンサー、解説は佐藤有香さん。荒川選手がインタビューに答えるまでの時間に繰り広げられていたフィギュア談義がかなり熱かった!この2人(主に有香さんだけど)の辛口なコメントは実に的確だったと思っている。常々思っていることをはっきりと言ってくれてかなりスッキリした。


昨日のNHKでは、再び恩田美栄さんが解説で登場。村主さんのことを「何を考えているか分からないです」と言ったのには笑った。もちろん意地悪な意味ではなく、村主さんがちょっと天然で浮世離れしたような人なんだろうなぁと思わせるようなコメントだった。他にも、「あの集中力は、脅威」というようなことを言っていた。今日もNHKに解説で出ると思うから(多分)、楽しみだ。でも、自分が出られなかったオリンピックの解説をするというのは、やはり複雑な気持ちもあるんだろうなぁ。