のんべんだらりといきましょう

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新・三銃士  #13アラミスの奇策

アクションあり、笑いあり、和みありと見所の多すぎる20分だった。
ポルトスがお笑い要員として縦横無尽の活躍だった。あれ、本当に手紙を飲んじゃったのか!てっきり飲んだふりして「手紙は無事さ!」とか言い出すかと思ったのに、完全に消化されてしまったとは。手紙を奪われる事が一番の問題だとは分かるが、王妃直筆の手紙を飲み込んじゃって大丈夫なのか!?とちょっと心配してしまったよ。児童劇団出身の演技力を如何なく発揮して「ひとーつ人世の生き血をすすり…」と始めてしまったのには笑わせてもらいました。テレビを見ているちびっ子は、きっと何のことやらさっぱり分からなかったに違いない。
枢機卿ロシュフォールとミレディーが、すっかり3バカトリオになっていて笑った。ミレディーはともかく、あのロシュフォールまで「俺が!俺が!」のコントに参加するとは思ってみなかったよ!ミレディーがお尻をプリプリさせながら枢機卿に媚を売るのに、全く動じずむしろ「売女は下がってろ!」と言わんばかりに鬱陶しがる枢機卿に嗜好のこだわりを見た。肝心の、枢機卿ご執心のアンヌ王妃には「身の程をわきまえなさい!それ以上顔を近づければ、私は舌を噛みます」とものすごい勢いで嫌われているが、ショックを受けつつも枢機卿はその激しい言葉を喜んでいるハズだ!!
ミレディーのアクロバット戦法に度肝を抜かれました!まさか空を飛んでくるとは!!どうやって操演しているんだ!と何度もリピートしてしまった。ちゃんとスピード感とか躍動感があるんだよねぇ。凄いな。手紙を奪う時の、ミレディーのマスク越しの微笑みと容赦ない攻撃にはニヤニヤしてしまいましたが。
我らがアイドル国王陛下は登場するだけで和むわー。「リシュリューもいたんだ、出直してこよっかなー」「返してくれる」と王妃への態度と枢機卿への態度が違うのも面白い。
ダルタニアンの暴走をアトスがきっちりと絞めてくれたのにスッキリしたし、ダルタニアン自身も自分の失敗を深く反省し後悔している姿が見えるので、どんなにダメなダルであっても見捨てられないんだよなぁ。ボナシューのキモさもそうだし、ギリギリの線で嫌われ者にしないさじ加減が上手いと感心してしまう。

「いいぞいいぞ、もっと落ち込め。落ち込むのは若者の特権だ」
「かまう事はない、思いっきり足を引っ張ってやりなさい。彼らは喜びこそすれ、煩わしいとは思ったりはしないはずだ」

三銃隊復活後も地味に厩番を続けているトレヴィルさん、コンスタンスに出し抜かれたりととぼけたキャラではあるけれど、王妃に進言したり、ダルタニアンにアドバイスしたり、やっぱり銃士隊をまとめる隊長なんだなぁ。