のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

シドニアの騎士

面白かったよ!勢いで漫画を買い始めました。主人公ナガテはともかく、他のキャラはいつお亡くなりになってもおかしくないような緊張感と絶望感の漂う戦いに手に汗握った。戦闘員だけでなく、一般人も容赦なく死ぬから…。
食糧不足解消のために人類も光合成できるようにしましたとか、寿命を終えた人間は有機転換炉で再利用されるとか、男性女性だけでなく中性も存在しますとか、ちょっとゾワッとくるような、美しく便利というだけではないSF設定が魅力的。ハイテクノロジーな機材に囲まれつつも、ローテクノロジーな外観を持ち高低さを強調した街並みや施設も見てて楽しい。設定資料集とか欲しくなるタイプ。
最終回のナガテVSベニスズメの一騎打ちも燃えたが、サマリたちの本体攻撃部隊の戦いも熱かった!みんな死なないで〜〜と思いながら見てたよ。サマリの「命令だ!諦めるな!!」はしびれたよ。メスゴリラさんの声でそんな事言われたら、絶対に守らなきゃと思えるわ。田中敦子さんの声大好きー。
ナガテのモテモテぶりも、何このハーレムアニメ…とポカーンとなるレベルではあるのだけど、それでもナガテの人柄や戦闘での活躍を見ていると微笑ましい気持ちになります(イズナは心労が絶えないだろうけど!)。ナガテが良い子だからね。ハーレム苦手な私でも大丈夫でした!
そして、のりお…お前は本当に…。ずっと、いつのりおには罰が当たるの〜?と思っていたのですが、勝手に心の傷にになって、勝手に落ち込んで、お前は一体なんなんだよー。とはいえ、なんとなく完全に憎みきれないのがヘタレキャラの宿命か。最後の戦いで、のりおも駆けつけるのかと期待したけど、安全帯つけてもらってボケーッとイスに座ってただけとは。ラストにナガテとのやりとりもあったし、2期での復活に期待。

ピンポン

見終わった。最高だった!!原作がそもそも完成度高いのだけど、アニメオリジナルの部分も原作を十分に生かした上でさらに物語を広げるようなものでとても良かった。チャイナとアクマが大好きなんだけど、その2人がめっちゃくちゃカッコよく愛らしくそして少し哀しく描かれてたりして、もー大満足です。チャイナが辻堂の部員達と馴染んで上手くやっているエピソード良かったな〜。分かっちゃいたが、ペコVSチャイナは辛かった…。
ペコVSドラゴンは圧巻。映像も演出も、音楽も、なんかすげーモノを見た!って感じでした。チャイナVSドラゴンも印象的だったけど、それをさらに上回っていた。鬼の形相だったドラゴンが、ペコとの試合を通じて救われて穏やかな顔で笑っているの見てたらグッときた。トイレで孤独を抱えていたドラゴンがヒーローによって広い空へと飛び出す事ができたからこそ、数年後日本代表を外されたてもああやってスマイルと話す事ができたんだろうね。以前のドラゴンだったら、負け=死くらいの勢いだったから、とても耐えられなかったじゃないかと思う。
ペコVSドラゴンのラストで「手のひらを太陽に」が流れた時は、ええ〜?と半笑いだったのに、曲の終盤になると子供時代のペコらの映像や歌詞とあいまって謎の大感動。泣いてしまった…。
湯浅監督さすがだなー!大満足のアニメ化でした!!
そして、今もう一度実写版「ピンポン」が見たくなっている。これはこれでいいんだよ〜。しつこいようだがARATA井浦新)のスマイルは至高。あと、ペコの「そこんところよしく!」も好き。