のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

神はサイコロを振らない #6

先週の分です。
ヤス子(小林聡美)の周りをウロウロして鬱陶しかった加トちゃん大杉漣)。加トちゃんの恋なんて蛇足じゃないの〜?と思っていたが、図らずも加トちゃんがヤス子の気持ちを後押しする役割を果たしていたから、ああ、やはり必要なエピソードだったんだと思い直しました。彼の恋は今後もこの役割を負っていくのかな。
遊園地へ走るヤス子だったけど、目の前に見えている所まで来て亜紀(ともさかりえ)からの電話が。あーーーーー!何でそのタイミングなんだ〜。亜紀に悪気がないのは分かっているんだけど、いくら勿体ないからって自分が行くかなー?いや、それが亜紀なんだろうなぁ。亜紀にしてみれば、「今回は失敗だったから、次のチャンスをまた作ってあげなきゃ!」くらいの気持ちだったのかな。ヤス子の表情の変化を見ていたら切なくて苦しくなったよ。
その後のヤス子と菊介(武田真治)の会話が良かったな。ヤス子は自分の気持ちを胸にしまっておくのかなと思っていたから、「途中まで行った」と菊介に告白し、お互いに胸のうちを吐露する2人に泣けてきた。ただ、10年前ほど前とはいえ音大卒である菊介、ピアノはあんなに下手になってしまうものなのか…?という疑問が頭の端っこにあったけど。
前半の引ったくり話はわりと印象が薄かった。ただ、残り数日と宣告されたのに落ち着いて過ごしている人が多い中で、啓太(丸山智己)と藍(矢沢心)が自暴自棄になっているのはあって当然の反応だと思った。他の乗客が皆落ち着きすぎているよなー。
遺族会会長の甲斐(尾美としのり)が、何となーくスッキリしない。弟のこともあるし、遺族のために最善を尽くしているのだと思うけど、以前の新聞へのリークなど含め、もっと何か奥にあるのかな…なんて思ったり。