潔く柔く 7 いくえみ綾

潔く柔く 7 (マーガレットコミックス)

百加編完結、音々編開始。
表紙がアフロ古屋で驚いた！中西ってことはないと思っていたけど、序盤読んだ限りだとここまでナイスキャラになるとは思わなかったからなぁ。でも、古屋は実においしい良いキャラでした！多分、作者も中西より古屋の方が気に入っているんじゃないかな…なんて思ったり。
以下、ネタバレもあります。

• ACT7百加編

百加は、ホント酷いっていうか、イタイ子だと思う。ろくでもない男についていきそうになったり、ストーカー男騒動を起こしてみたり…それでカンナの件があるからね。どうしようもねーな！って言われればそれまでなんだろうけど、百加を嫌いにはなれなかった。むしろ百加の気持ちが分かりすぎてヒリヒリする…若い頃ってこんな感じだったよな…って。つまり私もイタイ子か！！“マドンナ”カンナには到底なれないが、意地が悪くて必死すぎる百加にはいつでもなれますから。だから「大きらい」と言われたカンナももちろん可哀相だと思ったけれど、それ以上にそう言わずにはいられなかった百加の「不憫な女心」に泣けました。心が痛くなった。
カンナ側から見れば、「自分の友達が好きな男は自分が好き」ってパターンはハルタと朝美の時と似たようなものだから、彼女にしてみればかなりキツイ状況だったんじゃないだろうか。もちろん中西は生きているけど、同じような失敗を百加にして欲しくない気持ちもあって、カンナにしては珍しく攻撃的に出てたんだろうか。
久しぶりに真山も登場して、ACT4亜衣編とガッチリ話が繋がっている見事さにうわーってなった！！亜衣からは見えなかった真山の表情はこんな感じだったのか！とか、この間に亜衣はカンナの家に泊まりに来ていたのか！とかいちいち既刊を引っ張り出してきては見比べてしまった。

• ACT8音々編

今回の男もまた随分カッコイイですネ！と思っていたところで梶間が来たー！嬉しいわー！！…って、え？禄？この人禄なの！？とビックリした。全然分からなかった…。髪型が変わって高校時代より若返った気さえする。いや、それよりも禄はちょっと苦手なんですけど…再登場早くない？と軽く動揺。でも、真山も初登場時はダメだったのに、亜衣編で株が急上昇した覚えがあるからそのパターンでまたガラッと印象変わるかもしれない。変わって欲しい。1話目だけだったようなので一体どんな話になっていくのかまだ全く分からないのがまたもどかしい、早く続きが知りたいです。