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ワンダと巨像 その4

ワンダと巨像 PlayStation 2 the Best

ワンダと巨像 PlayStation 2 the Best

クリアしました。プレイ時間17時間49分。でも、実際はあと2〜3時間プラスされているはず。
ICO』の時も思ったんだけど、目の前に広がる景色に本当に圧倒される。どこまでも続くかのような平野、遠くに見える山、高い所は高く、遠いところは本当に遠い。細い橋を渡って行くところは最初転落するんじゃないかとビビッて、アグロ(馬)から下りて歩いて移動してしまった。そして巨像は圧倒的にデカイ。初めて出会った時は、恐怖と絶望を覚えたくらい。でも、敵のタイプ、デザインもそれぞれ考えられているので、慣れてくると次はどんな敵なのかと楽しみになってくる。ただし、毎回巨像との初対面時には、「これは本当に倒せるのか…?」と、一瞬の絶望感を味わうんだけど。
巨像の弱点を目指してあーでもないこーでもないと試行錯誤するんだけど、絶対に攻略法を見ないほうがいい。自力で突破口を見つけてこそ、とどめを刺した時の興奮と開放感を味わえる。私は、15体目がどうしても分からず(というか、途中で考えるのを諦めてしまった)攻略法を頼ってしまったんだけど、それで倒しても「調べた手順を確認する作業」をしただけのように感じられて後からちょっと後悔した。周りを良く見て、巨像の動きを良く見て、怪しい物や見慣れぬ物、気になる物には積極的に近づいていく事によって、解決の糸口が見えてくると思う。
アクションものは苦手なので、最初は特にジャンプアクションに苦労したけれど、巨像と対決しているうちに自然に上達するので何とか最後までたどり着くことが出来た。しかし、実は後半11体目くらいからはかなり苦しくて、「次はもう無理なんじゃないか…」と1体倒すたびに不安になりながらの旅だったのだが。
あの世界観や、巨像を攻略の糸口を見つけた時の興奮、倒した時の安堵と言いようのない不安、ものすごく面白かった!1週目を終了したので、タイムアタックモードが追加されたけれど、ただでさえオロオロして無駄な動きが多いというのに、巨像だけじゃなく時間との戦いまで追加されたら心が消耗しすぎるので、私には無理かなぁ。
以下、ストーリーに関するネタバレもあります。



巨像を倒すたびに、黒い触手(?)のようなものでワンダが蝕まれるんだけど、あれが怖くてとどめを刺したら全力でその場から逃げてた。しかし、いくら頑張っても無理だったわけですが。てっきり、あの娘さんを生き返らせるために必要な生命力を、ワンダから吸い取っているのだとばかり思っていたから、ラストの展開は衝撃だった!お願いですからもう止めてー!とどうにもならないのにコントローラーをガチャガチャ動かしてみたりして。最後、泉(?)に引きずり込まれるワンダを、無理だと分かっていながら必死で娘さんの方へ移動させようと回転したり、段差に掴まってみたりと全力を尽くしたけどダメだったよ…。あと、巨像16体目直前で、一人きりになってしまった時の絶望感もすさまじかった。このゲーム、すごく面白いんだけど、物語の世界に入りすぎると心がダメージを受けますね!