のんべんだらりといきましょう

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うぬぼれ刑事 #11

面白かった!大満足の最終回でした。
あんなキャラなのに冴木刑事に泣かされた。明らかにもうダメな雰囲気を漂わせながらの散歩中、大道芸人の風船に付き合って里恵に背中を向けた瞬間に泣き出してしまった冴木刑事にもらい泣き。あれは切なかった。目を離したらいなくなる事分かってて、覚悟を決めて背を向けたのがひしひしと伝わってきました。良々さんの泣きの表情また悲しすぎて…。あと、うぬぼれに、里恵が「神」だと言われて公園で叫び暴れ出す場面も同じく。いや、あれはどう考えても笑う場面なんだけど、あの完全に壊れた大暴れっぷりが笑えて泣けた。「なーんでかーー!!わーーーー!!!」と縦横無尽に暴れまくり、後半はうぬぼれも共に砂場でゴロゴロゴロー。ああいうバカバカしくて滑稽な場面に内包されている切なさや哀れさが好きだ。公園で暴れる件は2話でうぬぼれがやっているんだけど、同じ状況でちょっとずつ違う展開を作り出して何度も楽しませるのが上手いですよね。
期待していたうぬぼれ5でのダンスシーン、白タキシードをそれぞれの個性に合わせて着こなし(サダメっちはノースリーブ!)て踊ってて最高だった!うぬぼれやサダメっちのキレに対して、教授や穴井の踊りがちょっと心細そうだったのもまた素敵。そしてダメ押しでバーテンのサックス演奏。あれは笑ったよ!うぬぼれの歌声もミュージカル調だし。「うぬぼれ〜フォ〜〜エバ〜〜〜♪」最高。うぬぼれ5+バーテンの協力による里恵奪還作戦の杜撰さが面白い。神輿て!
うぬぼれ本名は小暮己。お父さんが「おのれ」と言うたびに「うぬぼれです」と訂正してて、最初意味が分からなかったんだけど、あれが本名だったのか。おのれ=己ってことは、「俺はー俺だからー!」も「俺はー己だからー!」って事でちゃんと意味があったのね!
教会前の記念写真は素敵だったし、モー子登場でオチまで楽しませてもらったし、うぬぼれ5は相も変わらずバカ話でノリノリだし、本当に最後まで楽しいドラマでした。