のんべんだらりといきましょう

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SPEC 〜警察庁公安部第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜

1話と2話の感想です。
1話 甲の回 魔弾の射手!!
「SPEC」ってそういう意味だったのね。通常の人間の限界を超えた特殊能力を持った者たちの犯罪を暴いていく(阻止していく)話なのか。面白かったよ!これならどんなトリックであっても力業でまとめる事もできるので、野暮な事で冷めたりせず、全力でツッコミを入れられそうなのでかえって安心です。
脇先生の超運動能力って、あのダーツ投げに限定されるのかと思ったら、全ての運動能力がハイスペックだったのか。当麻じゃないけど、もっと別のことに使えよ…という気がしてならないよね!意外だったのは、初回から「我々」と世界を自分らの手で動かそうとする組織がいるってのを教えてくれた事。こういう黒幕話は終盤になって出してくるのかと思ってた。初回だけだと予言者冷泉を拉致して言うことを聞かせようとしている公安部長?(椎名さん)が、組織の人って感じになってしまうが、そんなシンプルではないと思うので今後が楽しみです。
神木くんの能力がザ・ワールドなので吹いてしまったが、彼が瀬文を守るのは何でだろうなぁ。瀬文(や当麻)の中に眠っているスペックを見出していて、それが発動するのを待っている…とかなのかしら。あと、当麻の友達(城田さん)がどっちの側にしろ終盤で発狂とか死亡とかしてしまうんじゃないかと心配です。
野々村係長の恋人が相変わらずミヤビちゃんだったけど、あのミヤビちゃんなの!?若すぎるような気がするから、名前が同じだけで別人なのかな?


2話 乙の回 天の双眸
おおお、終盤盛り上がりました!華道家殺人事件というお題の外側に特殊能力者を配置して、内側の事件を解決する事によって外側の事件も動くという構成が面白かった。ただ、前回のダーツ投げも今回も華道家殺人事件も、当麻が犯人のトリックを暴く説明が長すぎてちょっと飽きてしまうようなそんな事もないような…。大事な所なんだけど、回りくどいというか。それをネタにして「いつから犯人だって睨んでた?」「でたお約束のフレーズ」と、トリックを暴くフォーマットを茶化しているのもあるのかもしれないけど。
千里眼を持つ死刑囚が、その能力が千里眼でなく、異常に発達した聴覚だったというのにゾクゾクした。ダーツ投げ男と同じくあくまで「超能力」じゃなくて、どんな能力も人間の体の一部のスペックが高いという事なのかな。まぁ、「脳」が発達した事により、より超能力的(テレパシーとか?)な能力を使う人も現われるかもしれないが。特殊能力を持つ者たちが皆こういう身体の異常な発達だとしたら、初回で拉致された予言者冷泉は何が発達した人だったのかなぁ。あー、でもホンモノの超能力を持つ者を公安は集めているからこそ、死刑囚のような聴覚の発達しただけの者は処分されてしまったって事とか?
顔に布をかぶせられた死刑囚が、神父の言葉が響く中「あ〜〜〜あ〜〜〜〜」と呻いている場面の不気味さと緊張感は良かった。そして神木くんの「やぁだね」。ご馳走様でしたと言わざるを得ない。 
「待ったなう!」と、「キターーーー!!」→ペットボトルの蓋ビシィ!は笑った。弐係の近藤さんが元気そうで何より。やっぱりこういうオマケがあると嬉しいなぁ。