のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

Q10 #1

じんわりと良かった…。1話の中に1本道のストーリーが埋め込まれているというより、いろんな要素を持った小さなエピソードが集まって出来ている(えーと、果物のブドウのようなイメージ…分かりづらいですね)ような印象を初回は受けました。
Q10が「ナマエヲツケテクダサイ」(だっけ?)と一発目にしゃべり始めた時は、あまりの棒っぷりにこれは無理だろ…と正直本気で萎えました。ロボットだから抑揚のない平坦な演技でオッケー、すなわち多少の棒でも問題ないよ!という認識だったのだけど、それをあっさり凌駕する演技にビックリしたのでありました。しかし!だがしかし!後半になると、麻痺してきたのかしっくりきたのか、「ア〜レ〜!」とお代官様プレイを始めたあたりでは、Q10が可愛らしく見えてきた。あら不思議!あれはあれで良いんじゃないでしょうか!と何だか納得させられました。あのスカート丈も愛らしいじゃないですか。これ、話が進むにつれてロボットしゃべり丸出しだったのが、少しずつ感情のこもった話し方に変化していくのだったらすごいな。
平太の周りも良かった。父(光石さん)と母(西田さん)の子供を見守っている優しさと温かさ、Q10を預かる先生とその母ちゃん(白石さん)の穏やかな会話、見ているだけでホッとする。そして平太と幼い頃から病院で一緒だった久保くんを演じている池松くん。群を抜いて上手かったと思う!セリフはもちろん表情での演技も見事で、寂しそうに笑うとこっちまで切なくなるよ。心を揺さぶられました。多分、久保くんには毎回ギューンと心臓を鷲づかみされるんだろうなぁ。
蓮佛さんのボブカットが可愛かったわぁ。あと、細田さんは独特ながら安心してみていられる演技力なので(池松くんとはベクトルが全く違う!)早くメインの回が見たいものです。