のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

Q10 #4

周りの大人たちがあまりにもいい味出していて、胸に迫るものがあった。小川先生と柳先生のやり取り、校長先生と藤丘のやり取り、平太の父親エピソードがすごくすごく良かった。小川先生関連で見せた中原中也の詩の使い方が上手い!!柳先生に無理やり連れて行かれる→その環境にも慣れて来た所で詩を介して小川先生の気持ちがさらに打ち解ける→「あなたじゃなくてもいい」と言われ寂しい気持ちになる、という一連の気持ちの動きにグッときた…。しかし、そこは小川先生も「大人」であるから、必要以上に落ち込んだり悩んだりせず大人の対応で受け入れるんですよね。そして「あなたじゃなくてもいい」と言った側の柳先生も、伝える相手がいない事のつまらなさに気がつき「誰でも(何でも)よかった訳ではない」と感じている。しかし、それをあえて小川先生に伝えたたりはしないところが良かったなー。あと、小川先生関連でいうと、中尾との会話「人は、なれるものになるんじゃなくて、なりたいものになる」(名言!!!)を引用してロック少女に伝えた時、ちゃんと出典を中尾だと正直に言ったのが微笑ましかった。
校長先生のアンパンエピソードも切なかった。あんな話聞いたらあのカレー食べながら泣いちゃうだろ!藤丘も中尾も1話で全てが解決しないところが面白いなぁ。
久保くん見てると本当に辛くなります。前回、胸の内を誰にも言わずに飲み込んでいる様子をじっくり見せておいて、今回はロック少女に思わず吐露してしまうという流れがすごい。しかも、あまりにも穏やかで静かな口調だから余計に苦しくなるよ。ホント、誰か何とかしてあげて…。
月子さんが、2016年、2025年と未来に関する確定情報を語っていたけれど、アレは一体なんだろうね?月子さんは未来から来たの?それとも未来に行く(見る)事が出来るの?Q10も未来からやって来たの?Q10制作には月子さんが関わっていると思っていたけど、もしかして工学部に行って涙の流せるロボットを作りたいと言い出した中尾が、未来でQ10を作り出したのかしら。