のんべんだらりといきましょう

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Q10 #2

細田さん相変わらずスゲエな!実に生き生きとしてますね。あれだけ不気味だったり、可笑しかったりとどう見ても奇妙なオタク男だったのに、最後はそのひたむきさに心打たれるほどになるとは。Q10とのデートシーンでのコスプレも笑った。本当に中尾は漫画の中の女の子が好きなんだねぇ。リアリティを追求したドラマだったら、ああいう中尾の本気も浮いて見えるんだろうけど、そこはファンタジーのようなドラマだからしっかりと馴染んで、二人が手を繋ぐシーンなんてすごく印象的で素敵な場面となっていた。それにしても、細田さんって大柄に見えなかったけど、そんなことないんですね。佐藤健さんと並ぶとかなりデカくてガッチリしてて驚いた。
1話の言動で孤高のロック女子だと思っていた山本さんが、恋に溺れる「人魚姫」キャラになっていたのは驚いた。そこはちょっと唐突だった気もする。でも、相手の気持ちを確かめてケリをつける、そして自分の気持ちを確かめてケリをつけるために海に飛び込んで人魚姫だと告白するのが良かった。「人魚姫」の物語と、自分と相手の世界(価値観)の違いや声を失って(自分を偽って)ただそばにいるだけの彼女が、綺麗にリンクしていて見事だなぁと感心してしまった。
主人公は平太だけど、担任も平太や生徒たちに混じって大人なりの青春の葛藤を見せてくれて面白いですね。1話で、授業料未払いにより名前を削除された生徒を呼んでみたり、「好きなものを堂々と好きと言えるか」と平太と語ってみたり。あと、Q10、先生、藤丘で「恋とは」と語っていた場面が好きだ。藤丘は妙な存在感がありますね。