鋼の錬金術師 27 荒川弘

鋼の錬金術師 27 (ガンガンコミックス)

発売してすぐに購入したんだけど、アニメの最終回見たばかりだったのでしばらく寝かせておこう…と思ったらすっかり読むの忘れてた。特製ブックカバーももらってました。
しばらく放置してしまったのが功を奏したのか、アニメ最終回をうっすらと忘れて新鮮な気持ちで楽しめました。やー今更ですが見事な大団円。広げた風呂敷をきっちりたたみ、エピローグまでしっかり描ききり、おまけ漫画で笑わせたと思ったら泣かせ、文句なしの最終巻でした。
以下、ネタバレもあります。



最初の見開き（107話の扉絵）ですでにウルッと来たー。みんなで拳をあわせているんだけど、端っこにエリシアちゃんの写真を持っている手が描かれてたのですよ。ヒューズネタは今でも泣きそうになるよ…。
圧倒的な力を持っているお父様に向かって、錬金術師、、ホムンクルス、一般兵、キメラ、主婦が一丸となって、最大火力で総攻撃をする展開に燃えた。これまでじっくり丁寧に描かれてきた全てのエピソードがひとつになって１点集中でお父様に向かっていたようにも感じられて、まさに熱いクライマックスだったな。あと、「格の違いってやつを見せてやる！！」に痺れた。１巻の最初の事件の時と同じセリフなんだけど、ここに来てもう一度そのセリフをだすのかー！って。昔と違って「俺達」になってるところに、いかに人を助け助けられてエルリック兄弟がここまで来たかが伺えて燃えました。
エドとアルが体を取り戻した方法もなるほど見事だったし、グリードは渋かったし、見事な幕引きでした。あー面白かった！