のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

妖怪人間ベム

11月5日放送分、3話の感想です。
泣いた…ほぼずっと鼻水ぐずぐずさせながら鑑賞してしまった…!平田満細田よしひこがゲストで文句なしの布陣。見ごたえのあるキャストだったわー。平田さんが出てるだけで思い入れが増すので、今回のお話はいつもよりもさらに胸に刺さりました。老い、人生、生きる意味という重く、簡単には答えの出ないテーマではあったけど、最後はきれいに収めてて見終わって爽やかな気持ちになりました。
あーホント平田さん好きなんです。今回も、「生真面目で不器用なおじさん(おじいさん)」が見事にはまってた。和久井さんのやりたい事メモが登場しただけで泣けてきた。いくらなんでも泣くには早すぎだろ!と自分でつっこみつつも、やりたい事の内容が「宇宙へ行きたい」「雪男に会いたい」「イルカに乗りたい」など、可愛くてロマンチックなものが多くてその子供のような純粋な願い事に泣かずにはいられなかったよ。あと「二重跳びがしたい」って!縄跳びを頑張る(そして跳べない)平田さんを想像したらニヤニヤした。ブーメランをダイナミックに投げる場面があったんだから、縄跳びシーンもあってもいいじゃない!と思っていたけど、ラストで教授の縄跳びがあったから、あー仕方ないかと納得。ベムベラベロと家族のように和気あいあいと流しソーメンをするのも見たかったな。思い出を増やしてあげたかった。
ベムが自分の正体を明かした時に、「雪男に会いたい」を消してから見せた笑顔の素敵な事よ…。初めての理解者登場とベムたちを受け入れる和久井の穏やかな表情に、ここでも涙。てか明らかに泣きすぎです。余命半年となってたから、もしかしたら最後は和久井の死で終了する(そしてベムらの秘密も守られる)のかとものすごい心の準備していたんだけど、明るく前向きなラストでホッとした。和久井はベムたちに命を救われたけど、和久井もベムたちを救っていた。壊れかけた室外機はきれいな花を育てていたってのに心が温かくなった。貧乏な暮らしをしてそうだったのに、温泉旅館に滞在って和久井さん金は大丈夫なの…?と心配になったが、きっと地道に貯めいてた最後のお金を使っての旅なのかなーと脳内補完しました。
細田さんの悪役っぷりも相当なものだった。和久井からかばんを奪おうとする引ったくり犯に本気で腹が立ちました!そこまで思わせる細田さんさすが。ああいう表情はどうやって作ってるんだろうなーと心配になるくらいだ。