のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

ブラック★ロックシューター

思春期中学生女子は大変だ。カガリが完全に壊れて、それをマトとヨミの友情パワーで導き少女が大人になっていく…ようなお話かと思っていたら、ヨミ、先輩、とドミノ倒しのようにみんな病んでいって恐ろしかった。外に出よう、傷つけられることを恐れるな、傷つけることを恐れるな、それを受け入れよう、ぶつかろう、あなたの中にいるあなたは、あなたの事が大好きだから。というのをどかーんと提示していましたが、それがあまりにも綺麗すぎて「大人が思い描く理想の思春期女子」を延々見せられたように思えてちょっと胸焼け気味になってしまいました。
さやちゃん先生が苦手だった。女子生徒の事をわざわざ「〜くん」と呼ぶのがまず引っかかって、悩める少女たちを「大人」が追い詰めているのもイライラした。これで、さやちゃん先生が完全なる頭の可笑しい愉快犯で、おろかな子供たちを大人の立場で騙しているならばまだ良かったんだけど、さやちゃん先生自身が「ユウのために頑張っている人」と言う事が分かってイライラが最高潮になってしまった。女子高生(だよね?)さやちゃんがこの方法でユウを守っていたなら素直に応援(?)できたんだろうけど、「大人」で「先生」という立場にいながらやり方考え方があまりにも子供すぎて…。さやちゃん自身が本物のユウ関わっていた頃からちっとも成長していない感じで、なのに「大人」のポジションにいる違和感に慣れることができませんでした。
こはっち先輩は好きだったなー!同級生とのエピソードは可哀相すぎて見てられなかった…。カガリの時とは違って、「辛い記憶を消去すること」が本当に本人のためになるのかと思わせるのに十分なお話だった。ラストでその同級生とも上手くいっているようで良かったよ。ハッピーエンドでいいね!
オープニング曲がカッコよかった!ドラムとベースがすごく好みです。