のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

走馬灯株式会社 

1話
おお…想像してたより怖かった…!ショッキング映像で脅かすようなものではなく、淡々と流れる映像の中から、あれ?もしかして?といろいろ想像してはジワジワと恐ろしくなってくるようなホラー作品でした。面白かった。
母親役の横山さんの目が強烈だった。特に、鉈を持って現れたときのあの表情。あれは失神する…幼児じゃなくても失神するわ!!隆弘の彼女を最初から見てなかったのもジワジワきたし…。お仏壇に飾られた人形って、祖父祖母、父親と言っていたけど、何もかも嘘っぱちだったとすると、隆弘の実の両親、そして新たに加わった隆弘の彼女以外にも人形の数分殺していたりして…なんて考えたけど、それは妄想しすぎか。最後の映像、隆弘のお友達の小さな女の子も始末してたらどうしようってドキドキしたよ。
窪田くんの恐怖と苦悩ももちろん良かった。彼女の消えた食卓で違和感を感じ、真相に気づくまでのあの表情も壮絶でした。
派手な演出、音楽で煽るんじゃなくて、過剰に描かずでもきっちり匂わせるという手法がドラマの雰囲気を作り上げてて、すごく良かったな。


2話
長谷川さんが鏡を見る場面の緊張感がすごかった。トモキが「早く早く」と焦るとつられて私も焦ってしまいましたよ!そして思ってたのと違う顔が出てきたよー!という衝撃。はい、まんまと騙されてました。
初回は完全に自分の過去を自分視点で見るだけだったけれど、今回は、自分視点で見る(自分の姿は見えない)のと他人の視点で見る(相手の姿は当然見えないが、相手が見る自分の姿は見える)の2種類が見えて面白かった。長谷川さん視点が怖かったよ!「憧れの人を追っかける自分の視点を憧れているご当人に見られて気持ち悪がられる」ってのいうのに地味にダメージ喰らったわ。いや、私は追いかけられて気持ち悪がるモテ側ではなく、明らかに追っかけて気持ちがられるモテない側が専門だったものですから…。
赤ん坊の顔がしわしわで歪んでいたのは、よーく見ると笑えるんだろうけど突然現れたときはビックリした。怖かったわ!
走馬灯株式会社が、ふっと目の前に現れる不思議な場所っていう設定だと分かってスッキリした。思わぬ人生のアクシデントによって目の前に現れるのか、それとも目の前に現れるのがすでに運命によって決まっていたのかは分からないけれど、香椎さんの鉄化面がどはまりしている謎の女性の笑みを思うと、必然なのかなーと思えたりもします。