のんべんだらりといきましょう

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不機嫌なジーン #7

乙女心の機微が分かっていないので、仁子(竹内結子)が南原(内野聖陽)を拒んだり逆にスキを見せたりする気持ちが分からない。それが分からないなら恋愛ドラマには向かないということか!いや、結局仁子というキャラクターが苦手ということなんだけろうけど。
健一(黄川田将也)があんまりにも酷い男に描かれていて、彼に思わず同情してしまった。「俺とてんとう虫どっちが大事?」などと言わされて、仁子と教授のキスの裏切りを知らないまま一方的に別れを切り出し、別れて数日後に別の女をつれて仁子の前に登場。逃げ出す仁子を追いかけて「違うんだ、これは!」などと言い訳。我らがジーンを傷つける悪いやつ!というキャラクター全開です。別れたのも仁子に全く非がなかったわけでもなさそうなのにねぇ。
今回も南原と神宮寺(小林聡美)が面白く絡んでいて楽しかった。遺伝子を残したい男と子供が幸せになる確率を出せない女の会話もよかったし。あるよねーと思わず納得できる話だったな。南原と神宮寺のこのパターンがもっと早くに出来上がっていればよかったのに。
楽しみにしていたテニスは、いかにも「エースをねらえ!」と狙った演出だったと思う。もたいまさこのフォームが、元国体選手というに全くふさわしくないものだったのもまた笑えたよー。
南原教授のオモシロ言動はさすがに減ってお楽しみ場面は少なかったけれど、「愛していたよ、ジーン」のシーンは内野聖陽の演技にグッと来てしまった。コミカルもシリアスも上手い人なんだよね。
皆様がお待ちかねの勝田(オダギリジョー)がやっとまともに登場しました。時間にするとほんの少しなんだけど、待たされ過ぎて「おおっ!今日は出番があったねー」と変な満足感を得てしまったような気もする。普通に考えれば「出演している」とは言いがたい状況だと思うのに…完全に感覚が麻痺しています。