のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

ホテルサンライズHND 最後のステイ

世にも奇妙な『フォー・ルームス』?…『フォー・ルームス』見たことないのに適当に言ってしまいました、すいません。
一番好きな作品は「777」だった。

  • 555 『LOSTMAN』

麻生祐未ってメガネ似合うなー。2時間サスペンス『窓際太郎シリーズ』の助手役のメガネ姿もいいけど、このキツイ感じも素敵でした。風呂場で男(今田耕司)が「(記憶が)ないねん!」と騒いでいる時はかなり面白そうだったのだが、「お手伝いしま〜す!」と言いながらメイド(杏さゆり)があの格好で登場した時には引いてしまった。あーこれはダメかも…と思いつつ見ていたが、「時間を越える」というのが分かった後半からは何とか持ち直してついてゆくことができました。

  • 666 『TRIPLE SIX』

何が驚いたって、冒頭でネズミパパがお亡くなりになってしまったことだよ!
メグメグ(平山あや)のような明るいゴス ロリは大丈夫だけど、ゾーイ(加藤夏希)のような重いゴス ロリは苦手だったのが若干ネックであったかも。でも、自分の妄想の友達とテーブルを囲んで遊ぶゾーイは可愛らしく見えた。あの童話の世界のような雰囲気は好きだ。
「私達は友達だよ」と、とってつけたようなハッピーエンドなの?(しかも友情エンディング)と思っていたら、その先にもう一つあり驚かされました。

  • 777 『伝説の男』

ユースケ・サンタマリアが出てるって言うだけで、まず贔屓目で見てしまいます。呆然とする、動揺する、軽蔑する表情がよかった。
ゴミだらけの部屋、伸子ばかりの映像、年をとらない伸子、どうしようもない最新作に、クライマックスを取るために用意された日の当たる部屋。笑いと狂気と切なさが上手く混じりあった作品だったと思う。
野口(松尾スズキ)には笑わせられた。「キャメラを構えろ!」「よーい!ドーーン!!」「テープローリン!」「被写体とセックスしろ!」。その上笑いだけでなく自殺場面には「どうなるの?」という緊張感もあった。手に穴が開いた時はさすがに笑ったが、野口が「本当にありがとう」と言ったときの表情と再び銃を手に取ったときの表情に惹きつけられた。
36歳の妻を演じる蒼井優は浮世離れしている感じで、社会から隔離されていたら本当にあのまま変わらないんじゃないかと思わせるような雰囲気があったなぁ。怒られるかもしれませんが(誰に?)蒼井優宮崎あおいを間違えることが多いです。というかあまり区別がついていなかったりする、自分の中で。
野口を伝説の男にした『豚と太陽』がすごく見たくなりましたよ。

  • 888 『妻の本音』

素敵な話だった。ホロリとなってしまいましたよ。夫(北村総一朗)と妻(野際陽子)の掛け合いが楽しくて、夫の不満を淡々と時にエキサイティングしながら吐き出す妻といちいちそれに驚く夫の会話のテンポもよかった。最大の禁句が「誰のおかげだと思ってるんだ!」というのは頷ける。その上、野際陽子に人差し指を突きつけられながら指摘されたら恐ろしくてそれ以上言えなくなるに違いない。
強気に出たり、ご機嫌をとって何とか許してもらおうとする北村総一朗が可愛いかった。