面白かった！「学校の怪談」か？と思わせるようななんちゃってホラー。冷徹な女性教師真矢（天海祐希）がはまっている。開始10分以上真矢の顔を見せない出し惜しみ策にも笑ったし。
内容的に賛否両論あるんだろうけど、中途半端にリアル路線ではないからほとんど抵抗なかった。例えば「授業中にトイレに行かせない」は、明らかに体罰だろ！とか言い出したくなるのが常なんだけど、このドラマはファンタジーに見えてしまうのでそんなツッコミをする気にもならなかった。失禁はやりすぎかなぁとも思ったが、和美（志田未来）がタフなので陰鬱な印象が残らなかったのも救い。
あとは、6年3組VS真矢と言う構図がハッキリしている事、そして現段階では明らかに真矢を悪役として描いているのも安心できる。最終回までに真矢の真意が見えるのか、それとも6年3組が真矢に打ち勝つのか分からないが、今が最悪の段階でこれから徐々に何か変化していく結末が待っているのだろうと思うと、真矢のキャラを目くじら立てて否定するほどでは無いかなぁとも思えた。あと、真矢の「愚か者や怠け者は差別と不公平に苦しみ、賢い者や努力した者はいろいろな特権を得て豊かな人生を送ることができる」というのは正論。真矢の「成績至上主義」な視点で見ると批判を浴びるんだろうけどね。
給食当番を2人でやらせるのは時間の無駄だと思うので、合理的な判断を下す真矢にしては妙なルールだと思うけど。
エンディングの天海姐さんのテンション高めなダンスがいい！「はい、ここまでが阿久津先生でした！」と言わんばかりの笑顔が素敵だ。
