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大奥〜華の乱〜 #4

右衛門佐(高岡早紀)恐るべし。上手い具合に桂昌院江波杏子)を出し抜いて大奥総取締役に就任。桂昌院に挨拶に行くところから、綱吉(谷原章介)に「何が望みだ」と言わせるまでの手順が完璧に決まっていて気持ちいいくらいだ。博識だがガチガチに堅い女というわけでもなく、女としての色香も兼ね備えていて、伏し目がちに語る表情が確かに色っぽいかも。
干菓子と世辞で上手く丸め込まれたと思ったら、それを見透かして右衛門佐に警戒心を抱く桂昌院は、まだまだ底が見えませんねー。やっぱり怖いよ!
対して、崩壊寸前なのがお伝(小池栄子)でした。さすがに『源氏物語』でバカにされた時は可哀想だった。見下されないように、捨てられないように必死でもがいていた描写があったから余計に辛い。「上達部って何?」と質問するお伝、ああ、周りに教えてあげられるような参謀がいれば、彼女もあそこまでならなかったんだろうなぁ。次回辺りがお伝大暴れのクライマックス?あのキレっぷりでは彼女のキャラを後半まで引っ張れないよね、きっと。
右衛門佐とお伝の活躍で影が薄い(それはいつものことか)安子(内山理名)はラストで大変な目にあっていた。つーか一度階段から突き落とされているのだから、警戒してノコノコついていくようなまねをしなければいいのに!お伝一人できたから油断したのか?「子供はどうなっちゃうの!?」という緊迫した引きだったのに、予告で何事もなかったように赤子がいたのが笑えた。あの緊張感は無効になりました!