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大奥〜華の乱〜 #7

綱吉(谷原章介)の寵愛を得て大奥を仕切るのは誰!?という女のバトルから、跡継ぎの後見人になって裏から国を操るのは誰!?というサスペンス仕様がますます色濃くなってきた。
実は隆光(火野正平)がラスボス?などと思っていたが、全くの買いかぶりだったよ。桂昌院江波杏子)によるプレッシャーと事態の悪化に手が終えなくなったあげく、適当に「犬」と言い出しているだけに見えた。もしくは吉保(北村一輝)の入れ知恵。史実との整合性はともかく、この「大奥〜華の乱〜」において綱吉が犬公方になってしまう流れは妙に納得できた。子供を失った寂しさを紛らわせるために犬を可愛がる→立て続けの不幸は前世での犬の扱いが酷かったから→安子(内山理名)のせいじゃない!→犬を大事にすれば万事オッケー!! 今までの綱吉の描写ならこうなるのも当然に見えるし、力のない将軍のせいで法令がますます暴走していくのも自然な感じだ。綱吉も哀れな人だよね。朦朧とした意識の中で「安子、安子」とうわごとを言い続ける姿には同情した。
本格的に本性を表わした吉保だけど、彼の屋敷に隔離されていた謎の人影は誰だ?綱吉と釣り中の会話に出て来た「館林にいた○○(忘れた)を覚えておいでですか?」という会話に出て来た人?綱吉は全く記憶になさそうだったけど、いつもの病気でうっかり手を出したら阿久里(萬田久子)と同じように大惨事となり、その哀れな末路となった人は吉保の元恋人とかいう展開か?
前回、あれだけ引っ掻き回してくれた大典侍中山忍)はかなり地味。閨でもほとんど放置状態のようだし、「安子を下げたらいかがですか?」という具申も全く相手にされず。勢いだけのロケットスタートだけで終わりなのか!?
お伝(小池栄子)が病床で涙ながらに謝罪をする場面では、ますますお伝が好きになってしまった。小池栄子は本当に頑張っていると思う。今回、後半は全く出番がなくなってしまったので、あれでフェードアウトなのかと思ったら、予告に映っていて安心した。