- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2004/10/23
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以下ネタバレもあります。
中盤のクライマックスで、神出鬼没の東博士(寺尾聰)が寺島進を絞殺するあたりから怒涛の勢いだった。ルナ(麻生久美子)と新造人間(宮迫博之)と東博士の前に登場する内藤(及川光博)は、何だか良くわかならいけどかなりいっぱいいっぱいな様子で「もう引き返せないんだ!!」と絶叫。どうしちゃったの一体?ミッチーにとってはかなりの見せ場だと思うのだけど、突然すぎてよく分からないよー。そして崩壊する瓦礫とともに哲也(伊勢谷友介)は空から降ってきたと思ったら、厳かに扉が開いてブライ様現る!!まさにカオス。ここら辺が一番笑えました。
何で?と思うところはたくさんあったけど、最後のルナが目覚める所だけはどう解釈していいのかわからなかった。撃ち殺されたはずなのに…もしかして気絶していただけ?でも目を開けていたよなー。目覚めたあとの表情がちょっと違う感じだったから、あれも冒頭の哲也やミドリ(樋口可南子)のように、魂が語りかけているだけと言う事なのだろうか。
新造人間の秘密などは面白い設定だと思った。あと、CGで描かれたロボットの大群だとか、細かな町並みや統一された雰囲気などもかなり好み。麻生久美子の美しさを堪能しようと思って見たのだが、彼女だけではなく登場する女性は皆美しく映し出されていた。樋口可南子はもちろん、りょうも佐田真由美も美しかったなー。唐沢寿明の演説も渋かったし、なにより西島秀俊が魅力的に見える映像だった。今まで見てきた西島秀俊の映像の中で一番のカッコよさだったと思うなぁ。
個人的には、エンディングの映像と宇多田ヒカルの『誰かの願いが叶うころ』が一番良かったかも。よく言われている事だろうが、彼女の曲の壮大なPVと思えば素晴らしい出来だと思う。