のんべんだらりといきましょう

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アンフェア #8

ドラマ開始直後に期待していた重厚なミステリー(なのか?)とは全く違った方向に走っているが、驚くほどの超展開もこれはこれで面白い。
安藤(瑛太)はやはり生きていました。ここで殉職したらスゲェ!と思っていたが、さすがにそれはなかったですね。ただ、手術直後に雪平(篠原涼子)の家に移され、数日後には自由に歩き回っているという回復力。その上、世間的には死んだことになっている安藤が自ら運転手を志願って!そりゃあ脚本的には、蓮見(濱田マリ)が気づいてしまったから「死んだふり」の意味もないだろうけど、雪平たちはそこまで気づいていないんだから普通はまだまだ隠れていた方がいいと思うのに。
牧村(木村多江)は、これが最後とばかりに見せ場がふんだんにありました。あまりにも多江さんが熱演するから、牧村贔屓になってしまったではないですか。可哀想な人だったなー。倉庫で殺されるのか?広田(伊藤洋三郎)の前で射殺されてしまうのか?とハラハラしたよ。広真建設での大暴れは見ごたえがあった。だが!その後はどう考えても狙撃ルート以外にありえないような状況でありました。牧村を連行するのが雪平一人、撃ってくださいといわんばかりのセッティング。満を持して『逃亡者』ばりの超展開で狙撃手登場です。蓮見にそんな能力があるとは思えないので、今度の犯行は誰だ?メインキャストの中にオリンピック出場者や狙撃大会(そんなのあるのか?)上位入賞者がいるのだろうか。根拠はないが、「実はライフルが得意です」という設定が追加されそうなのは安本(志賀廣太郎)あたりだったりして。
薫ちゃん(加藤雅也)は倉庫で牧村を助けていたけど、どう考えても彼女を逃がす気満々だったよね。牧村と雪平が立ち去った後の倉庫で蓮見と何か会話をしていてもおかしくない雰囲気。あと、山路(寺島進)は刑事として無能認定されました。あんな渋い面をしておきながら愛人に秘密をばらすとは、結構女に甘いのね。そんな山路をけん制するような動きを見せていたのが小久保(阿部サダヲ)。そろそろ下克上の発動か!
そして、一番気になるのは和夫(香川照之)の動向。えー、何を始めるというのでしょうか?一体。