潔く柔く3 いくえみ綾

潔く柔く 3 (マーガレットコミックス)

2巻を読んだとき、真山に思い入れが湧かないからACT4は苦手かも…なんてほざいてスイマセン！ようやくマヤマヤの良さが分かったりましたよ。あれ？遅すぎ？
以下ネタバレもあります。

• ACT4亜衣編

亜衣と真山がうまくいってよかったと心から思いました。亜衣はもちろん、真山も救われた感じ。ああ、この話のためにあのどうにも救いの無いACT2があったんだなぁーとしみじみしていたら…ACT5にも影響していたのね！
カンナも、彼女自身がメインだった時よりよっぽど印象がよかった。うーん、でもまぁむしろメインじゃないから、好印象だったのかもしれないけど。こうなってくるとカンナの行く末も気になります。あの時カンナは誰を想っていたのか、実はよく分かっていない私。

• ACT5一恵編

もうね、ここまで繋がっているとは思いませんでしたよ！1巻から順に、梶間、ハルタ関係、梶間、ハルタ関係とローテーションだったから、ACT5は教育実習生後〜由麻（ACT1）の間の梶間話が見られるかと思っていたのです。しかし、全く別っぽい話が始まった時は「あ〜、新シリーズかぁ」くらいのものだったの、初恋の相手があのハルタだったとは。それが分かった瞬間はかなり驚いた。いちいち驚いている自分は読みが甘いのだろうけど、ここまで考えてシリーズ構成を作っていると思うとやはり凄いんだなー。こうなったら、梶間とハルタの話もどこかで繋がって欲しい。
キヨとハルタの赤ん坊写真に密かにしんみりとしてしまったのです。そうだよね、この子らには幸せな未来が約束されていると誰もが思うよね。