のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

ブスの瞳に恋してる #12

娘と無事にバージンロードを歩けて、美幸(村上知子)の結婚を心から喜ぶ父ちゃん(渡辺哲)の幸せそうな笑顔、それだけ見られればもういいよ…という気分の最終回でした。そう、最終回の主役は父ちゃんだったのだ!(私の中で)
前回、美幸がW-1グランプリの結果を知ってがっかりしていたのは、落選したからではなく結婚式と決勝戦が同じ日だったからなのか。最初それが分からず、何で急に決勝?と混乱してしまった。おさむ(稲垣吾郎)との結婚、W-1グランプリの優勝と両方を手にした美幸だけど、ここまで来る道のりは本当に長かったなぁ……などという感慨は一切なかった。本来なら、きっとそういうことを感じながら決勝戦や結婚式を見るんだろうけどさ。B3は結成して間もないし、おさむとのことは一度フラれて立ち直って以後の美幸の気持ちもおさむの気持ちもよく見えなかったからだと思う。
友美(蛯原友里)を散々引っ張ったのは、何か見えない力が働いていたのだろか…と考えずにはいられない。最後まで、着せ替え人形のように「可愛いエビちゃん」をあちこちで見せてくれるのは目の保養になったけれど、「内面の美しさ」を口で説明されてもあまり説得力なかったし友美自身の成長なんて何一つ見られなかったからなぁ。むしろ途中で潔く退場して、最後に仕事や恋愛でピカピカに輝いている友美の後日談でも入れてもらったほうが良かったような気がする。
思わせぶりな演出で出し惜しみしたMIYUの正体は結局公にしなかったね。何で…?てっきり、最後にでも「外見では量れない内面の美しさ」の象徴としてドカーンと出してくると思ったのになぁ。おさむと美幸に笑われて終わりって、そんなぁー。
女優を目指す美幸がおさむに片思いしている前半の方が面白かったかもしれないなぁ。