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いとしのニーナ1 いくえみ綾

いとしのニーナ 1 (バーズコミックスデラックス)

いとしのニーナ 1 (バーズコミックスデラックス)

目の前にいるのは、ガムテープで口をふさがれて泣いている女の子。友人が拉致してきたらしい…というダークな感じで始まる物語。
バー絵が好き。webコミックで連載中らしく、この1巻が出るまでに2年以上かかったようだ。このペースだと2巻がでるのも何年か先…?今までのいくえみ作品とちょっとテイストが違うので、この先がどうなっていくのかが想像できず、頭の中でクエスチョンマークが乱舞している、とそんなところで終わってしまった1巻だった。
以下、ネタバレになるかもです




ニーナは表情を変えずに語っているけれど「穴のあいた小さなウサギ」の話は、ものすごく嫌〜な気分になった。表情を変えないおかげで余計にゾッとする。牛島はもとより、マサも病んでいるし、ニーナも拉致が原因かそれ以前からか分からないがやはり病んだ部分を持っていそうなだけに、鬱々とした世界がこれからも続くんだろうなー。もちろん、いくえみ綾独特の爽やかさで重い空気はかなり緩和されていると思うが。
2巻では牛島の鬼畜ぶりを見なくて良くなりそうだが、ニーナや厚志が生きているすぐ近くで他の誰かが被害にあっていたという事がショックだった。牛男、本当にキモチワルイ。