のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

ありふれた奇跡 #1〜3

1話
加瀬亮がカッコよすぎて(私が)大変な事に!この分なら加瀬亮目当てってだけでもしばらく視聴できそうなくらい。なーんて失礼な事を言いましたが、話も引き込まれる部分が多かった。山田太一脚本は初体験なんですが、これがあの有名な(?)会話のテンポなのかー!初っ端、コーヒーショップで2人が再会する場面からもう惜しみなく披露されるものだから、最初は戸惑った…というよりちょっと笑ってしまった。ま、すぐに慣れると思うけど!セリフをさえぎるように入る(入りすぎる)合いの手も、これって笑うところ?と思いつつ、いやいやこれが醍醐味なんだと理解しましたです。でも、1話目から印象的なセリフがちりばめてあって、やっぱり上手い人なんだなぁとつくづく思いました。


2話
翔太が自分の気持ちを分かって?同調して?くれないからと怒って飛び出してしまったカナさんを見た時は、ちょっとエキセントリックすぎないか…?付き合いづらそうだなーと思ったけど、ラストでふたたび怒って飛び出した姿を見て、何となく彼女という人が納得できたし、温かい目で見る事ができるようになった。藤本さんがカナさんに近づこうとするのは気持ちを分かり合いたいから?自分と同じ暗闇の方へ引き込みたいって事はないよね?サスペンスドラマの見すぎか?
田崎ファミリーの祖父・父・息子の掛け合いが面白い。互いの言っていることを聞いているようで聞いていない、聞いていないようで聞いている。3人ともが独特のペースで暮らしていてほのぼのします。


3話
翔太がやたらと人の顔色を気にしてしまうのは、自殺にまで追いつめられた過去のせい?と漠然と思っていたんだど、そうではなかった。そういう性格だったからこそ自分に嫌気がさして辛くて病んでしまったのか。いきなり藤本さんに襲いかかったのにはビックリした。翔太が壊れた!カナさん以上に「普通じゃない」人だー!って。でも、その理由も変に引っぱらず明らかになったので良かった。翔太の過去は、誰にでも起こる誰だって経験しうるようなものだったからこそ、見ててかなり凹んだよ。それにしても翔太のじいちゃんってスゴイね、ステキなおじいちゃんだね。首を吊ろうとしていた翔太を止めて、その後立ち直るまできっとそばで支えていたんだろうね。翔太の「はぁぁぁあああ〜〜」を心配しているのか安心しているのかだってちゃんと分かっているんだからさ。「セメントだけだ」と言っている理由をじいちゃん本人の口から話してくれるときがあるのかな。
藤本さんは、かつて依存症だったのにアルコールを口にしてしまったけれど、大丈夫なんだろうか。カナさんは割りと軽く(っていうかあっさりと?)申し訳ありませんでしたーって感じだったけど、かなり大変な事なんじゃ…?