トリックロジック シーズン1

TRICK×LOGIC Season1 - PSP

7人の推理作家が、このゲームのために書き下ろした作品の謎を解き明かすノベルゲームの第1弾。
完全に本を読んでいる感覚でプレイするので、活字を読むのが苦痛な人は推理に入る前に面倒臭くなってしまうかも。かといって、1作品1作品は短いので読むだけで大変…と言うことは全くないと思いますが。アニメーションが流れたりキャラクターが活躍するのは、ほぼ推理編だけ。無駄に長い導入やアニメーションもなくさっと作品を読む段階まで進めたので、私にとってもはそれだけでも好感度が上がりました。
テキストを読み、その中に示されたキーワードを組み合わせて謎（矛盾や疑問）を見つけ出し、その回答をテキスト内から見つけ出す事によって、トリックを解明するというシステム。見慣れないやり方なので最初は戸惑ったが、すぐに慣れましたし、キーワードを組み合わせて謎をやひらめきを見つけ出した時は爽快感がある。何度も失敗したり、詰まったりしたら少しずつヒントも与えられるので、それを元に推理すれば解けないことはないんじゃないでしょうか。このヒントを利用するかしないかで解決し終わった後の成績が変わってくるのですが、私はムキになってヒントを利用せずに何とか解決までたどり着けました！ただし、どうにも分からない時は解決編に突入して、これ違うんじゃない？というツッコミをヒントにまた推理編に戻るという方法を利用しましたが。
ダウンロードで5話目以降も順次配信されているのですが、私はUMD版を買おうかと思っています。でも9月にならないと手に入らないのがもどかしい…。
以下、それぞれの作品に関する感想メモ。
「盗まれたフィギュア」…入門編に近く、システムに慣れるにはピッタリだった。
「明かりの消えた部屋で」…これが一番終わった後に釈然としなかった。殺害方法も動機も明らかになってないし（見落としてるだけ？）、終わった後のスッキリ感不足。
「雪降る女子寮にて」…あの可能性もある、この可能性もあると、いろんな角度で考えさせられて楽しめた。
「切断された五つの首」…これは本当に騙された！そして笑った。これだけ完全にミスリードされれば、気持ちいいものです。つかさや丸の内の推理は珍回答と分かっていても、完全に流されてそう思い込んでしまい別の可能性に気づくまでにかなり時間を要した。
「亡霊ハムレット」…ダウンロードしていないので推理編で止まったままだけど、これが正解だと思う！と鼻息荒くしている。