のんべんだらりといきましょう

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スクール!! #4

あまりにも痛々しくて見てて辛かった…日記(記録)を本人の前で音読って、どんな羞恥プレイよ!と思いつつも見ながら泣いてしまいました。大橋先生のダメージの蓄積が半端なくて見ながらグッタリ。夢と理想を持って歩み始めた分、現実から喰らう痛手が強すぎたよ。このドラマ、キャストの起用が本当に上手いな!熱くて真っ直ぐ過ぎる成瀬校長なんだけど、江口さんが演じるとウザさが軽減され過剰な感じがしない、むしろその熱さが魅力的に見える。桐原先生のクールさは、西島さんのかっちりとした上品さにピッタリ。大橋先生役の塚本さんは、不安を抱えつつ明るく振舞う姿と、苦悩が限界を超えてしまった時の鬱々とした表情の落差が見事で、さらに真面目でデリケートなヘタレ感も漂わせているのも上手い。
成瀬校長が、大橋先生の日記を読んで彼の情熱と愛情に心を打たれる気持ちは分かる。学級委員を孤立させないようにしようと心配したりと生徒全員に目を向けようとしている大橋先生は、決して教師に不向きじゃないものね。ただ、大橋先生の精神状態を考えたら、あのやる気に満ち溢れた日記が1学期後半、2学期と進むにつれて内容が変化する(もしくは何も書かれなくなる)事に気がついて欲しかった。まぁ、気がつかないからこそ、大橋先生を励ますつもりで逆に追いつめてしまったんだけど。おかげで最後の病んだ言葉の羅列はかなりインパクトあったよ!桐原先生の「最後の最後に人を追いつめるのは無知で無邪気な善意だ!」の激昂には納得させられた。それでも、単純に「桐原先生よく言った!成瀬校長空気読めなさすぎ!」という気持ちにはならずに成瀬校長と共に「じゃあどうすればいい?」と感じさせてくれるのがこのドラマの面白いところだと思う。
1話であっさりカタがつく話だとは思ってなかったが、2話またぎになってどうまとめるか楽しみ。大橋先生の問題だけじゃ持たないような気がするので、4年生担任の感じの悪い若手教師、ズル休みの生徒、桐原先生の過去、イジメっ子ボスのショウコあたりを交えてくるのかな。
大橋先生が登校拒否で問題になった時、代わりの先生を!とすぐそんな話になったが、非常勤の武市先生がいるんだから彼女に任せればいいじゃないと思ったのに、桐原先生が速攻で「無理です!」と即答してて笑った。戦力外扱いか!