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デッドマン・ワンダーランド 1〜4 片岡人生・近藤一馬

デッドマン・ワンダーランド 1 (角川コミックス・エース 138-8)

デッドマン・ワンダーランド 1 (角川コミックス・エース 138-8)

アニメ化するということで待ちきれずに4巻まで読んでしまいました!
無実の罪で死刑を宣告された少年と謎の少女のボーイ・ミーツ・ガールな物語。だけど、そこは騙し騙され、殺し殺されるような不条理な世界で、表現も若干グロめ。
最初は、右も左も分からぬ暴力の支配する世界でひとり右往左往する主人公のガンタだけど、少しずつ彼の周りにもただの暴力マシーンではなく事情を抱えて必死に生きようとしている人々が登場して話の幅が広がってきている。話のテンポも良くて、裏切りや秘密など、何かありそうだなーと思わせた後、無駄に引っ張らず適度なタイミングでネタばらしをしてくれるのでストレスなく読めました。ただ、主人公のガンタはまだまだ未熟なため、誤解やふてされてしまう場面もあり、それが同じパターンの繰り返しに感じられるので少しずつでいいから成長して欲しいなぁと。
「自由の鎖=スカーチェイン」とか「墓守=アンダーテイカー」だとかのネーミングは何となく照れくさくムズムズしますが、絵はやはり綺麗で読みやすいです。